23歳のオスカー・ヘニングソン（スウェーデン）が、6バーディの猛チャージで欧州ツアー初優勝を飾った。

　同ツアーのモラビア・セレシア・オープン（チェコ共和国、プロスパー・ゴルフ・リゾート）は現地時間2日、最終ラウンドの競技を終了した。前日首位のスティーブ・ウェブスター（英）から3打差の6位タイでスタートしたヘニングソン。前半だけで4つのバーディを奪うと、後半に入っても勢いはとまらず、17番までに2バーディ。最終18番をボギーとしたものの、それでも5アンダー67の通算13アンダーでフィニッシュした。

　この日イーブンパー72とスコアを伸ばせなかったウェブスター、サム・リトル（英）の2位タイの2人に2打差をつけてうれしいツアー初勝利。2004年にプロに転向したヘニングソンは感動も大きく「素晴らしい試合に勝てた。この喜びをここに来てくれている父にささげたい」と声を震わせた。

　その他、前日好調なゴルフを披露しながら18番でダブルボギーを叩き、2位タイで最終日を出たイグナシオ・ギャリド（スペイン）は通算10アンダー4位タイ。コースを設計したベテランのミゲール・A・ヒメネス（スペイン）は通算4アンダー17位タイ。2週間前の全英オープンで3位タイに入り、更なる飛躍を狙うクリス・ウッド（英）はスコアを1つ落とし、通算3アンダー22位タイに終わった。