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M.フレイザーV王手、E.エルス逆転なるか?!

2010年4月25日(日)午後1:40

 第1ラウンドで『65』の好スコアをマークしたマーカス・フレイザー(豪)が僅差ながらリードを守り、欧州ツアー2勝目に王手をかけた。

 欧州・アジア両ツアー共催のバランタインズ選手権(韓国・ピンクスGC)は現地時間24日、順延となった第2ラウンドの続きを行ない、強風の難コンディションの中2アンダー70にスコアをまとめたフレイザーが通算9アンダーで単独トップの座を守った。1打差の2位タイにアジアNo.1プレーヤーで40歳のディフェンディング・チャンピオン、トンチャイ・ジェイディ(タイ)と21歳の新鋭タノ・ゴヤ(アルゼンチン)、ガレス・メイビン(北アイルランド)の3人が並び、通算7アンダー5位タイに世界ランク7位のアーニー・エルス(南ア)、テッド・オー(韓)、ブレット・ランフォード(豪)が続く展開。

「前半はパットが入らず苦労したけれど、後半は良いプレーが出来た。スコア的には初日(65)に比べて悪かった(70)けれど、内容的には見劣りしない。ただパットが入ったか入らないかだけ」と言うのは優勝に王手をかけたフレイザー。もし勝てば03年のBMWロシアン・オープン以来、7年ぶりの優勝となる。後続には今季すでに米ツアーで2勝を挙げているエルスら強豪がひしめいているが、プレッシャーに打ち克ちフレイザーが逃げ切ることが出来るか注目だ。

 日本勢は小田龍一が通算3アンダー22位タイとまずまずの位置を確保し、谷原秀人が通算1オーバー54位タイのカットラインぎりぎりで予選を突破したが、久保谷健一、平塚哲二、野上貴夫の3人は通算3オーバーで予選落ちを喫している。尚、今大会は初日濃霧のために約7時間進行が遅れ、54ホールに短縮されて行なわれている。

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