全英OPローアマの18歳が全米アマ制覇!
2013年8月20日(火)午後0:03
マシュー・フィッツパトリック(英)の圧勝に終わった全米アマチュアゴルフ選手権は、記録づくめ歴史的大会となった。
先週、マサチューセッツ州の名門コースであるザ・カントリークラブで行われたアマチュア最高峰のこの大会は、フィッツパトリックとオリバー・ゴース(豪)が決勝で激突。7月の全英オープンでローアマに輝いたフィッツパトリックが4アンド3の大差でゴースを下し、初の栄冠を手にした。
間もなくノースウエスタン大学の1年生になる18歳のフィッツパトリックの勝利は、実に歴史的快挙だった。ザ・カントリークラブで行われたUSGAの大会で初めての外国人優勝であると同時に、ジャスティン・ローズ(英)が制した全米オープンと、フィッツパトリックが勝った全米アマチュア選手権という米国の2つのビッグタイトルを、初めて英国出身の選手が同一年に制したことになる。
また、やはり同コースが舞台だった1913年の全米オープンで、地元のフランシス・ウィメット(米)がハリー・バードン(英)&テッド・レイ(英)という2人の英国トッププロをプレーオフで撃破したこともあるだけに、英国人にとってザ・カントリークラブは特別な場所。そこでフィッツパトリックは100年越しのリベンジを果たしたことになる。
とはいえ18歳のフィッツパトリックにとって大事だったのは、来季出場が確定している全米オープンと全英オープンに加え、マスターズという大舞台への招待を得られる可能性が高いということ。全米アマは新たなスーパースター誕生の予感に包まれて幕を閉じた。