日本アマチュアゴルフ選手権 19歳イ・スミンがメダリスト獲得!
2013年7月11日(木)午後0:27
猛暑の中、19歳イ・スミン(韓)が忍耐強いプレーで日本アマメダリストの座を勝ち取った。
2013年度 日本アマチュアゴルフ選手権競技は10日、埼玉県の東京ゴルフ倶楽部を舞台に予選第2ラウンド(ストロークプレー)の競技を行った。前日単独トップのイ・スミンは途中、乱れ始めたドライバーショットを得意のアイアンでカバーして1アンダー69をマーク。通算5アンダーとし、単独2位の橋本龍位に2打差をつけて単独首位でマッチプレー進出を決めた。「ボクはマッチプレーが大好きなんです」という男だけに、この先の戦いぶりにも注目だ。
出場選手の平均年齢が24歳という中で気を吐いたのが、58歳のベテラン崎山俊紀だ。ユーティリティが8本入ったセッティングで通算2アンダー3位タイ。楽々マッチプレーにコマを進めた。マッチプレーでは、子供以上に若い年齢の選手たちを相手にどんなゴルフを見せてくれるのか楽しみだ。
一方でマッチプレー進出の32人を争う戦いは想像以上に激しいものとなった。通算2オーバー24位タイに10人がひしめき合ってしまったため、1人を振り落とすプレーオフが行われた。
5人ずつ2組に分かれて繰り広げられたサバイバルゲーム。最初の組は4人がパー。中学2年の芹澤慈眼だけがボギーを叩いた。2組目も3人がパーをセーブ。そして4人目の秋元一男は1.5メートルのパーパットを外し、返しの60センチを「お先に」と言って外してしまったのだ。ダブルボギーとなり脱落した秋元は10人中唯一の社会人だったが、改めて1打の重さを思い知ることとなった。