片山3位タイ後退もV圏内! 野中は首位浮上に「ほとんど完璧」
2013年10月18日(金)午後6:08
国内男子ツアーの今季公式戦第3戦 日本オープンゴルフ選手権競技は18日、茨城県の茨城ゴルフ倶楽部 東コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日、5年ぶりの公式戦タイトルに向け首位タイ発進を切った地元・茨城県出身の片山晋呉は、スコアを伸ばすことが出来ずに通算5アンダー3位タイに後退した。
インスタートの片山は、出だしの10番で幸先良くバーディを奪うと、13、14番で連続バーディに成功。好調なショットを武器にこの日もスコアを伸ばしていくかと思われたが、15番でボギーを叩くと、続く16番でも1つスコアを落とす。後半は5番までパープレーを続けた片山だが、6番のボギーで前半の貯金を使い果たしてイーブンパー71でフィニッシュ。初日から順位を下げたが、首位に2打差と依然優勝圏内につけている。
その片山に代わってリーダーボードの最上段に駆け上がったのが野仲茂。アウトスタートの前半こそ1バーディ、1ボギーと静かな立ち上がりとなったが、後半出だしの10番でバーディを奪うと、そこから4つスコアを伸ばして5アンダー66。通算7アンダーとして単独首位に躍り出た。ラウンド後にこの日のプレーを振り返った野中は「ドライバーもティーショットも良くて、セカンドショットも良くパターも入って、もうほとんど完璧に近かったですね」とコメント。2010年の関西オープンゴルフ選手権以来となるツアー2勝目に向けて、手応えを語った。
その他上位陣では、通算6アンダー単独2位に甲斐慎太郎、片山と並ぶ3位タイに小田孔明。通算4アンダー5位タイには2010年大会覇者の金庚泰(韓)、公式戦初Vを狙う薗田峻輔、小林正則、金亨成(韓)がつけ、通算3アンダー9位タイに2003年大会王者の深堀圭一郎、星野英正、矢野東が続いている。
選手会長の池田勇太は谷口徹(2004、07年大会覇者)、武藤俊憲らと並ぶ通算1オーバー31位タイ、ディフェンディング・チャンピオンの久保谷健一は通算4オーバー55位タイで昨季賞金王の藤田寛之、平塚哲二らと共に辛くも予選を通過した。一方で、前週Vの藤本佳則は通算6オーバー71位タイでカットラインに2打足りずまさかの予選落ち。ワールドカップ日本代表に選ばれた谷原秀人も通算7オーバー74位タイで決勝ラウンド進出を逃している。