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R.マキロイは果たしてタイガーの記録を抜けるか!?

2011年6月19日(日)午前11:19

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 米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープン(メリーランド州、コングレッショナルCC)は現地時間18日、第3ラウンドの競技を終え、初日から首位を快走するローリー・マキロイ(北アイルランド)が通算14アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位のY・E・ヤン(韓)に8打差をつけトップの座を守った。

 これでマキロイは全米オープン史上、通算14アンダーを記録した初めてのプレーヤーとして歴史に名を刻むことになる。同大会史上、54ホールを終えもっとも2位との差が大きかったのは2000年にタイガー・ウッズ(米)がペブルビーチGLで記録した10打差。それに匹敵する大量リードはまさにマキロイがタイガーの後継者であることを印象づける出来事だ。

 ちなみにメジャー大会において、最終日を10打差で迎えたのはタイガーの他に、ヘンリー・コットン(英)が1934年の全英オープンで記録。それに続く9打差がやはりタイガーで1997年のマスターズとなっている。11年前、後続に10打差をつけて最終日を戦ったタイガーは最終的に15打差での優勝を飾ることになる。

 では逆転優勝のケースはどうだろうか。全米オープン史上もっとも大きな差を逆転したのは1960年のチェリーヒルズCCで勝ったアーノルド・パーマー(米)。そのときは最終日に7打差をひっくり返し栄冠に輝いている。また1999年の全英オープンでは最終日、トップと10打差からスタートしたポール・ローリー(スコットランド)が首位のジャン・バン・デ・ベルデ(仏)に並び、プレーオフを制して栄冠に輝いた。さらに1996年のマスターズではグレッグ・ノーマン(豪)が後続に6打のリードを奪いながら、最終日にニック・ファルド(英)に逆転を許している。

 そして今回。初日から別次元のゴルフを展開しているマキロイは果たして何打差で逃げ切るのか? それとも降雨の影響でやわらかくなったグリーンを攻略しマキロイを脅かす存在は現れるのか? マスターズの最終日4打リードで迎えながら大崩れし、メジャー初Vを逃した経験をマキロイがどう活かすかも注目だ。

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