P.ミケルソン首位タイ発進! タイガーは34位タイ
2013年8月31日(土)午前11:05
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世界ランク1位、2位、3位の同組対決に注目が集まる中、同3位のフィル・ミケルソン(米)がバーディ合戦の先頭に躍り出た。
米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権が現地時間30日、マサチューセッツ州のTPCボストンを舞台に開幕。初日のこの日前半の9ホールで自身9度目の20台(7アンダー28)をマークしたミケルソンが8アンダー63と爆発し、ブライアン・デービス(英)と首位の座を分け合った。
1打差の単独3位にケビン・スタドラー(米)が続き、2打差の4位タイにセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ハンター・メイハン(米)、ロベルト・カストロ(米)の3人がつけている。ミケルソンと同組で回ったタイガー・ウッズ(米)は前週腰を痛め出場が危ぶまれたが「まあまあだった。ショットは今イチだったけれど、スコアはそれほど悪くない」と3アンダー68でホールアウト。順位的には34位タイと平凡な滑り出しとなっている。
2008年の全米オープン以来初となるミケルソン、タイガー、アダム・スコット(豪)のビッグ3の揃い踏みにボストンのギャラリーも興奮気味。そんな中、ミケルソンは10番スタートの前半に5連続バーディを奪う猛攻で『59』を予感させる好調なラウンドを披露する。
「パッティングが凄く良かった。入らなくてもカップをなめたり、のぞいたり。自分でも“今日はパットがいいな”と実感できた。後半の2番でイーグルを決めた時には『59』も現実味を帯びてきたと思っていたが、3番、4番でバーディを取れなかったのでその後は『59』を意識するのを止めた」と納得の表情を浮かべたミケルソン。
対するタイガーは「グリーンが柔らかかったので今日はスコアを伸ばしておくチャンスだった」と言いながら、ショットをピンに絡められずに今ひとつ波に乗り切れず。それでも前週はカップからボールを拾うために屈むことさえ難しそうだった腰の具合は「まったく問題ない」ときっぱり。通常より1日遅い金曜日が初日だったことが「1日余計に休めたのが良かった」と無事スタートラインに立ち、2日目以降のチャージを誓った。
尚、前週のザ・バークレイズに勝って世界ランク2位に浮上したスコットは1バーディ、3ボギーの2オーバー73と完全に乗り遅れ87位タイからのスタートを余儀なくされた。またディフェンディング・チャンピオンのローリー・マキロイ(北アイルランド)は6バーディを奪いながらボギーを5つ叩く出入りの激しいゴルフで1アンダー70止まり。首位の2人に7打差の56位タイと出遅れている。