3日目で無事予選ラウンド終了! 藤本ら3人が首位並走
2013年8月31日(土)午後7:58
前日コースコンディション不良、及び雷の影響で順延となった国内男子ツアーのVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント(福岡県、芥屋ゴルフ倶楽部)は31日、コースコンディション不良のため第2ラウンドの続きの競技再開時刻を午前8時から10時30分に変更したが、すべての選手がホールアウトして第2ラウンドの競技を終了。この日ともにノーボギーの5アンダー67をマークした藤本佳則と冨山聡、第2ラウンドで4つスコアを伸ばしたパク・エスジェイ(韓)の3人が通算9アンダーで首位を分け合った。
大会2日目は悪天候のため全選手が第2ラウンドをホールアウトできずにサスペンデッド。3日目のこの日に夕闇が迫る中、ようやく予選ラウンドを終えた。そんな中、初日3位タイにつけた藤本が会心のゴルフを見せた。前半に3つのバーディを奪うと、後半も12番、13番で連続バーディを奪取し、その後はパーをセーブして5アンダー67。通算9アンダーまでスコアを伸ばしてリーダーボードの最上段を射止めた。
ツアー初優勝を狙う冨山も快調にスコアを伸ばした。インスタートの前半こそ12番のバーディのみで1アンダーだったが、後半出だしの1番、2番で連続バーディを奪うと、終盤の6番、8番でもバーディを重ね5アンダー67。通算9アンダーで藤本、パク・エスジェイと共に予選ラウンドをトップ通過した。
初日パク・エスジェイとともに首位タイ発進を切った18歳の稲森佑貴は4バーディ、2ボギーの2アンダー70にとどまり、遠藤彰、黄重坤(韓)と並ぶ通算7アンダー4位タイに後退。一方で初日65位タイと出遅れた選手会長の池田勇太は第2ラウンドで7アンダー65の好スコアをマークして金庚泰(韓)らと並ぶ通算6アンダー7位タイに急浮上した。
その他上位陣は、片山晋呉が通算5アンダー11位タイにつけ、ディフェンディング・チャンピオンの金亨成(韓)、宮里優作、平塚哲二らが通算4アンダー16位タイで予選突破を果たした。
一方、昨季の賞金王、藤田寛之は故郷の福岡で今季初勝利を狙ったが、通算2オーバー85位タイで決勝ラウンド進出ならず。注目のアマチュア、グアン・ティンラン(関天朗/中)も通算7オーバー125位タイで予選落ち。日本ツアーデビュー戦はマスターズローアマを獲得した実力を見せることなく終わってしまった。
尚、大会は前週の関西オープンゴルフ選手権競技に続き、54ホールの短縮競技になることが決定。規定により同大会で獲得した賞金のランキングへの加算は75%となる。