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A.バデリー、首位タイ浮上! 1打差にタイガー

2007年9月8日(土)午前0:00

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 前週5位に入った好調のアーロン・バデリー(豪)がトーナメントリーダーの仲間入りを果たした。

 米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第3戦、BMW選手権はイリノイ州レモントのコグ・ヒルG&CCを舞台に現地時間7日、第2ラウンドを行ったが、降雨によるコース整備のため約3時間の中断を挟んだ。そんな中、集中力を切らさず8つのバーディ(2ボギー)を量産したバデリーが通算9アンダーとし、初日の12位タイからジョナサン・バード(米)と並び首位タイに浮上した。

 1打差の3位タイに現在フェデックスカップポイントランク3位のタイガー・ウッズ(米)、同2位のスティーブ・ストリッカー(米)の他、ジャスティン・ローズ(英)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)がつけている。

 10番スタートのバデリーは、4ホールを消化したところで降雨による中断を余儀なくされた。普通中断後は集中力を維持するのが難しいものだが、再開直後の14番から3連続バーディを奪って、一気にリーダーボードを駆け上がった。「ショットが非常に良い。スイングがしっくりいっているし、最近は(ショットの)ミスの幅が小さくなったのを感じている」と前週も優勝争いに加わり、バデリーは一段と自信をつけた様子。

 今季はFBRオープンでツアー通算2勝目を挙げているが、ビッグイベントでは最後の最後で崩れるケースが多い。全米オープンでは第3ラウンドを終えて2位のタイガーに2打差をつけてトーナメントをリードしながら、最終日に80を叩いて13位タイに甘んじた。また前週のドイツ銀行選手権でもあとわずかのところでチャンスをつかめず、優勝を逃している。「自信の問題だと思う。そういう経験をして大きくなるんだ」と若きオージー(オーストラリア人)は今季2勝目を視野に入れ、気合いを入れ直した。

 一方、本命のタイガーは2日連続となる4アンダー67で回り、前日より4つ順位を上げて通算8アンダー3位タイ。ショットは依然として好調だが、パットが入らず表情を歪める場面も。残り2日、王者は秘かに逆転を狙っている。

 また初日タイガーと同じ7位タイの好スタートを切った今田竜二はやや足踏み状態。ノーボギーの初日から一転、4つのバーディを獲りながら、ボギーを3つ叩き、スコアを1つ伸ばすにとどまった。しかし通算5アンダー9位タイはまだ首位タイと4打差。フェデックスカップポイントランク30位までしか出られない来週のザ・ツアー選手権出場のために、今大会は上位に入っておきたいところだ。土壇場の大逆転なるか、今田のプレーから目が離せない。

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