ダンロップスポーツ（株）は13日、都内ホテルで記者会見を行い、畑岡奈紗（ルネサンス高3年）とクラブ、ボール、キャディバッグ、ヘッドウェア等のゴルフ用品使用契約を締結したと発表した。

　この日18歳の誕生日を迎えた畑岡は11歳でゴルフを始めると、すぐに頭角を現し国内外の様々なジュニアの大会で活躍。昨季は国内最高峰、日本女子オープンで並み居るトッププロを退けアマチュア優勝の快挙を成し遂げるなどし、昨年10月にプロ転向を表明。またその後、米女子ツアーのファイナルQTを14位タイでフィニッシュ。1月末から始まるシーズンの出場権も得て、2017年は主戦場を米ツアーとしていくなど、既に実績は申し分のない若手実力者だ。

　会見場に控えめなパンツスーツで現れた畑岡。中学3年から同社のクラブとボールを使用しており「ボールやクラブに愛着や信頼感があったが、日本女子オープンで優勝し、ますます替えられないものとなった」とコメント。一方、木滑和生代表取締役社長は「時代を作っていく人は常に我々の想定より速いスピードで階段を駆け上がっていく。強いゴルファーになると確信している」と話し、世界で戦うために畑岡と共に成長していくことを誓っていた。

　1月末にバハマで開幕する米女子ツアーの開幕戦からシーズンをスタートさせる畑岡は「（バハマは）風が強いと聞いている。しっかり目標を定め、一打一打悔いの残らないような試合にしたい」と気合十分だった。

　尚、この日に森ビル（株）が畑岡と3年間の所属契約を結んだことも同時に発表された。