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海外男子

タイガー「全部ダメ…」 P.ミケルソンも後退で上位大混戦

2010年8月8日(日)午前10:05

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 過去7度優勝している得意の大会でタイガー・ウッズ(米)が下位に沈み、世界ランキングNo.1の座を目指すフィル・ミケルソン(米)が後退したことで優勝争いは混沌としてきた。

 WGCシリーズの今季第3戦ブリヂストン招待(オハイオ州、ファイアーストーンCC)は、現地時間7日に第3ラウンドの競技を行い、巻き返しが期待されたタイガーはショット、パット、アプローチすべてが噛み合わず5つのボギーと1つのダブルボギーを叩く大乱調。2バーディを奪うも5オーバー75と崩れ、挽回するどころか通算11オーバーの78位まで順位を下げてしまった。

「ドライバーが酷くて、アイアンも悪く、パットも全くダメだった…。すべての要素がまるでなっていない。来週(の全米プロゴルフ選手権)に向けて収穫は何もない。このままいけばフィル(ミケルソン)が世界No.1になるだろう」と吐き捨てるように語ったタイガー。ラウンド後は練習場に直行したが、得意の大会でこれだけ集中力を欠いたプレーを見せられると、今後に大きな不安が広がる。最終日残り18ホール、期待とは別の意味でタイガーの動向から目が離せなくなった。

 一方、タイガーから世界ランク1位の座を約束されたミケルソンだが、この日はピリッとしないプレーで1オーバー71とスコアを落とし、通算5アンダーで前日の2位タイから10位タイに後退。「後半(14番、15番)の連続ボギーが痛かった。アイアンはまずまずだが、ドライバーとアプローチが機能していない。グリーン周りだけで4つか5つスコアを損している。世界ランク1位? そんなことは今考えていない。トーナメントに勝つことだけしか頭にないよ」と眉間にしわを寄せる。10位タイはこの日『62』と爆発した日本の宮本勝昌と同じ順位だが、果たしてミケルソンは目標である“優勝”の二文字を手中に収めることができるのだろうか…?

 混戦の上位陣は、ムービングデーに7アンダー63をマークしたライアン・パーマー(米)と6アンダー64で回ったショーン・オヘア(米)の2人が通算9アンダーで首位タイ。1打差の単独3位にマット・クーチャー(米)が続き、第3ラウンドで6アンダー64とスコアを伸ばしたアーニー・エルス(南ア)が通算7アンダー4位タイに浮上。また、前日トップのレティーフ・グーセン(南ア)は出だしの1番でいきなりトリプルボギーを叩くなどスコアを崩し、通算4アンダー16位タイに後退している。 (STATS-AP)

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