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国内男子

2年ぶり優勝へ平塚が首位独走 遼は今季3度目の予選落ち

2011年7月29日(金)午後7:39

 国内男子ツアーのサン・クロレラ クラシックは29日、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日単独トップの平塚哲二が6アンダー66をマークして通算13アンダーまでスコアを伸ばし後続に4打差をつけた。単独2位には3位スタートのキラデク・アフィバーンラト(タイ)、さらに1打差の単独3位にツアー未勝利の井上忠久がつけている。また、前戦で優勝争いを演じた石川遼は同ツアー今季3度目の予選落ちを喫した。

 近年はハイスコアでの優勝が目立ち、バーディ合戦となる同大会。前日9つのバーディを奪い単独首位に立った平塚はインスタートのこの日、出だし10番でいきなりバーディ発進とすると、13番、17番でもスコアを伸ばす。18番でこの日唯一のボギーを叩くも、後半に入ると出だし2ホールで連続バーディ、5番、6番でも連続でバーディを奪取し、6アンダー66でホールアウトした。国内ツアーでは2009年の中日クラウンズ以来勝利がない平塚だが、後続には4打差。2年ぶりの優勝に向けて視界良好だ。

 また、2週間前の全英オープンに続き、前日も単独2位と復調の兆しを見せた池田勇太だったが、この日は一転スコアメイクに苦しんだ。インからスタートした池田は前半こそ1アンダー35で折り返したが、後半は1ボギー、1ダブルボギー(2バーディ)を叩いてイーブンパー72。上位陣が揃ってスコアを伸ばしたため首位の平塚と7打差の通算6アンダーで、丸山大輔らと並ぶ4位タイに後退した。

 一方、先週の長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントで単独2位に入り、その勢いのままに今季初優勝を狙った石川だったが、初日は5オーバー77の123位タイと大きく出遅れる。巻き返しを図りたいこの日、出だしこそバーディを先行させたものの、ボギーを5つ叩くなど2つスコアを落として、通算7オーバー122位タイで決勝ラウンド進出を逃している。

 その他、ディフェンディング・チャンピオンの高山忠洋は2日連続となるイーブンパー72で回り通算イーブンパーの40位タイ、前戦予選落ちを喫したアマチュアの松山英樹も高山と同じく40位タイで予選突破。さらに片山晋呉、丸山茂樹ら実力者もカットラインぎりぎりの通算1オーバー56位タイで決勝ラウンドに進出した。

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