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国内男子

遼6位タイ、勇太が急浮上! ジャンボ無念の予選落ち

2010年10月8日(金)午後5:10

 国内男子ツアーのキヤノンオープンは8日、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部 西コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。石川遼が3アンダー69で回り、トップと1打差の通算6アンダー6位タイにつけた。また、初日46位タイと出遅れていたディフェンディング・チャンピオンの池田勇太は5アンダー67の好スコアをマークし、通算4アンダー13位タイへ急浮上。予選ラウンドを同組で回った遼&勇太コンビが揃って優勝圏内に顔を出している。首位タイには通算7アンダーで室田淳、小田龍一、横田真一ら5人。

 第1ラウンドで3アンダー69の5位タイ発進に「最低限のノルマは達成できた」と話す石川は、この日も序盤の2番パー5で前日に続き2オン成功。10メートル以上のイーグルトライは決まらずも確実にバーディを先行させる。その後はバーディチャンスがなく、6番でボギーを叩きスコアを戻してハーフターン。しかし後半に入るとショットがことごとくピンに絡み、10番、12番、13番、さらに17番でバーディを重ねる。この時点で通算7アンダーに乗せたが、最終18番でパーオン失敗から痛恨のボギーフィニッシュ。それでも69-69と2日連続の60台は好調な証拠。首位グループとわずか1打差の好位置で迎える決勝ラウンドに期待が高まる。

 一方、大会連覇を狙う池田も同組の石川に負けじと快調なゴルフを披露した。1番バーディ発進の勢いそのままに前半を3バーディ、1ボギーで折り返す。バックナインは石川と同じ10番、12番、13番をバーディとし、15番で1つ落とすも最終18番ではライバルのボギーを尻目に会心のバーディフィニッシュ。第2ラウンドで7バーディ(2ボギー)を奪うチャージを見せ、初日の出遅れを取り返した。昨年大会では台風の影響により54ホール短縮競技となる中、最終ラウンド『64』の好スコアで逆転優勝を飾っているだけに、今年も“若大将”のプレーから目が離せない。

 現在の国内ツアーを引っ張る若手2人とは対照的に、先日世界ゴルフ殿堂入りを果たした“ジャンボ”こと尾崎将司は第2ラウンドで2オーバー74とふるわず。通算4オーバーまでスコアを落とし、カットラインに2打及ばす無念の予選落ちを喫した。樋口久子、岡本綾子、青木功に続く日本史上4人目となる殿堂入りの偉業に自身のプレーで花を添えることはできなかった。

 その他、前週のコカ・コーラ東海クラシックでツアー初優勝を飾った松村道央が通算5アンダー9位タイ、薗田峻輔は池田と同じ通算4アンダー13位タイと好位置をキープ。初日首位タイスタートの宮里優作は3オーバー75とスコアを崩し、通算2アンダー33位タイまで順位を下げている。

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