国内男子
遼、自身初の“日本一”へ4位タイ好発進! 単独首位にH.リー
2010年10月14日(木)午後5:57
石川遼が自身初となる“ゴルファー日本一”の栄冠へ向け好スタートを切った。
国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権が14日、愛知県の愛知カンツリー倶楽部を舞台に華々しく開幕。気温23度、風速1メートルと絶好のコンディションの中で行われた第1ラウンド、日本オープン初制覇と19歳1か月での大会最年少優勝を狙う石川は6バーディ、3ボギーの3アンダー68で回り、トップに3打差の4位タイと好位置につけた。この日6バーディ、ノーボギーの6アンダー65と完璧なゴルフを展開したハン・リー(米)が単独首位に立っている。
午前11時36分からスタートした石川は、出だしの1番ホールでいきなりパーオンに失敗。2メートルのパーパットも外しボギー発進となってしまう。それでも続く2番でピン奥から3メートルのバーディパットを沈め、すぐさまスコアをイーブンに。8番パー4ではラフからの2打目をピン横8メートルにつけると、フックラインと読み強気に打ったボールがカップの右ふちに止まり悔しい表情を見せた瞬間、“カッコーン”と音を立ててカップイン。グリーンを取り囲む大ギャラリーを沸かせるミラクルパットを披露し、前半のうちにスコアをアンダーパーとする。9番はコース最長605ヤードのロングホール、ここをパーとした石川は1アンダーでハーフターン。
バックナインに入り10番、11番で連続ボギーを叩くも12番パー5で確実にバーディを取り返す。直後の13番パー3、大きな池越えのティーショットをピン手前7メートルにつけると、難しいストレートラインのパットをねじ込み連続バーディ。さらに319ヤードの15番パー4では、豪快なドライバーショットから見事1オンに成功。続く1ピンほどのイーグルトライは逃すも難なくバーディを奪い、スコアを2アンダーまで伸ばす。勢いに乗った石川は17番パー4、深いラフからの2打目を高い弾道でグリーン奥のカラーに落とすと、6メートルの下りのスライスラインを完全に読み切り後半4つ目のバーディ。最終18番を無難にパーで上がり、3アンダー68で初日のプレーを終えた。
ラウンド後、「後半最初の連続ボギーは日本オープンの難セッティングに『やられたな…』という感じだったけど、そのあと4バーディを奪えたのは大きな収穫」と納得の表情を見せた石川。大会前には「ここ最近パッティングの練習量を増やしている中で、その“伸び率”に自分でも驚いている」と語っていた通り、この日は5?10メートルほどの中距離パットを次々に決めての計6バーディ。それでも「アイアンのキレはまだまだ。残り3日間でもっと調子を上げていく」と、大会最年少Vを狙う19歳は更なる高みを目指している。
また、石川と同組で回った18歳のアマチュア、松山英樹(東北福祉大)は後半4連続を含む5バーディ、2ボギーの3アンダー68。プロの先輩・石川に一歩も引けを取らず同スコアでホールアウトし、4位タイ発進と大健闘を見せた。先週行われたアジア・アマチュア選手権を制し来年のマスターズ出場権を手にした松山は、この日の16番パー3でカップインまであと数センチに寄せるホールインワンばりのスーパーショットを見せるなど、石川に「彼のプレーには燃えた!」と言わしめるほどの逸材。トップと3打差4位タイで初日を終えた18歳のアマが、今大会の台風の目となるか…!?
上位陣は、藤田寛之が5アンダー66で首位リーと1打差の単独2位。クリス・キャンベル(豪)が4アンダー67で単独3位につけ、石川・松山と同じ4位タイで甲斐慎太郎、上井邦浩、川根隆史の計5人が続いている。その他、ディフェンディング・チャンピオンの小田龍一はイーブンパー71で回り32位タイ、先日の世界ゴルフ殿堂入りから特別承認選手として出場している尾崎将司は2オーバー73で55位タイと出遅れている。
国内男子ツアーの今季公式戦第3戦、日本オープンゴルフ選手権が14日、愛知県の愛知カンツリー倶楽部を舞台に華々しく開幕。気温23度、風速1メートルと絶好のコンディションの中で行われた第1ラウンド、日本オープン初制覇と19歳1か月での大会最年少優勝を狙う石川は6バーディ、3ボギーの3アンダー68で回り、トップに3打差の4位タイと好位置につけた。この日6バーディ、ノーボギーの6アンダー65と完璧なゴルフを展開したハン・リー(米)が単独首位に立っている。
午前11時36分からスタートした石川は、出だしの1番ホールでいきなりパーオンに失敗。2メートルのパーパットも外しボギー発進となってしまう。それでも続く2番でピン奥から3メートルのバーディパットを沈め、すぐさまスコアをイーブンに。8番パー4ではラフからの2打目をピン横8メートルにつけると、フックラインと読み強気に打ったボールがカップの右ふちに止まり悔しい表情を見せた瞬間、“カッコーン”と音を立ててカップイン。グリーンを取り囲む大ギャラリーを沸かせるミラクルパットを披露し、前半のうちにスコアをアンダーパーとする。9番はコース最長605ヤードのロングホール、ここをパーとした石川は1アンダーでハーフターン。
バックナインに入り10番、11番で連続ボギーを叩くも12番パー5で確実にバーディを取り返す。直後の13番パー3、大きな池越えのティーショットをピン手前7メートルにつけると、難しいストレートラインのパットをねじ込み連続バーディ。さらに319ヤードの15番パー4では、豪快なドライバーショットから見事1オンに成功。続く1ピンほどのイーグルトライは逃すも難なくバーディを奪い、スコアを2アンダーまで伸ばす。勢いに乗った石川は17番パー4、深いラフからの2打目を高い弾道でグリーン奥のカラーに落とすと、6メートルの下りのスライスラインを完全に読み切り後半4つ目のバーディ。最終18番を無難にパーで上がり、3アンダー68で初日のプレーを終えた。
ラウンド後、「後半最初の連続ボギーは日本オープンの難セッティングに『やられたな…』という感じだったけど、そのあと4バーディを奪えたのは大きな収穫」と納得の表情を見せた石川。大会前には「ここ最近パッティングの練習量を増やしている中で、その“伸び率”に自分でも驚いている」と語っていた通り、この日は5?10メートルほどの中距離パットを次々に決めての計6バーディ。それでも「アイアンのキレはまだまだ。残り3日間でもっと調子を上げていく」と、大会最年少Vを狙う19歳は更なる高みを目指している。
また、石川と同組で回った18歳のアマチュア、松山英樹(東北福祉大)は後半4連続を含む5バーディ、2ボギーの3アンダー68。プロの先輩・石川に一歩も引けを取らず同スコアでホールアウトし、4位タイ発進と大健闘を見せた。先週行われたアジア・アマチュア選手権を制し来年のマスターズ出場権を手にした松山は、この日の16番パー3でカップインまであと数センチに寄せるホールインワンばりのスーパーショットを見せるなど、石川に「彼のプレーには燃えた!」と言わしめるほどの逸材。トップと3打差4位タイで初日を終えた18歳のアマが、今大会の台風の目となるか…!?
上位陣は、藤田寛之が5アンダー66で首位リーと1打差の単独2位。クリス・キャンベル(豪)が4アンダー67で単独3位につけ、石川・松山と同じ4位タイで甲斐慎太郎、上井邦浩、川根隆史の計5人が続いている。その他、ディフェンディング・チャンピオンの小田龍一はイーブンパー71で回り32位タイ、先日の世界ゴルフ殿堂入りから特別承認選手として出場している尾崎将司は2オーバー73で55位タイと出遅れている。