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国内男子

谷口徹が今季初V! 来季の米ツアー「WGC-ブリヂストン招待」出場権獲得

2011年10月23日(日)午後5:14

 国内男子ツアー、ブリヂストンオープンゴルフトーナメントは23日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日、通算9アンダーで首位タイに立った谷口徹が、通算15アンダーまでスコアを伸ばして後続を5打差引き離し、2010年の「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯」以来、1年5か月ぶりとなるツアー17勝目を飾った。谷口と並んで首位タイからスタートした宮本勝昌は、2つスコアを落として通算7アンダーの10位タイに終わっている。

 大会3日目、3バーディ、ノーボギーのラウンドを終え「ショットはパーフェクトじゃなかったけど、ボギーがなくてよかった」と安堵感を滲ませた谷口。そして、首位タイで迎える最終日に対しては、「勝ちたいです」と一言。言葉少ないながらもはっきりと語った勝利への執念は、最高の形で結実した。

 1番からスタートすると、前半で順調に2つスコアを伸ばす。後半の11番、12番の連続バーディで勢いを加速させると、最終18番もバーディで締め6バーディ、ノーボギーの65でホールアウト。2日間連続ノーボギーの見事なプレーを披露して、後続に5打差をつける圧勝劇を演じた。谷口はラウンド後、「ここまで10試合連続出場で疲れていたが、勝つまで出ようと思って出場し続けました」と、勝利にかけた思いを語っている。尚、今大会の優勝で、来季の米男子ツアー「WGC-ブリヂストン招待」への出場権も獲得。世界に挑戦する切符を手にした谷口の、今後の活躍にも期待したい。

 今季いまだ勝利のない石川遼は、19位タイからスタートすると前半でスコアを1つ伸ばす。後半に入っても10番、11番で連続バーディを奪取するが、12番、14番でボギー、さらに15番ではセカンドのミスからダブルボギーを叩き後退してしまう。それでも16番、18番でバーディを奪い返して、6バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの70とスコアを1つ伸ばし、通算4アンダーの23位タイで4日間の競技を終えた。

 その他上位陣は、通算10アンダーの2位タイに片山晋呉、小田孔明、松村道央、河井博大が入り、1打差の6位タイにはブラント・スネデカー(米)、キム・ヒョンテ(韓)が続いた。先週の日本オープンゴルフ選手権を制し今季3勝目を挙げ、賞金ランキングトップに立っているベ・サンムン(韓)は通算3アンダーの27位タイ。同大会3連覇を狙った池田勇太は予選ラウンドで姿を消している。

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