国内男子
高山逃げ切り優勝! 池ポチャ2回の遼は3位
2011年4月17日(日)午後6:46
2011年の国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップ(三重・東建多度カントリークラブ・名古屋)は17日、最終ラウンドの競技を終了。強風吹き荒れる第3ラウンドで8バーディ(5ボギー)を奪いトップに立った高山忠洋が、1アンダー70の通算8アンダーで逃げ切り優勝を飾り、自身同大会2度目で国内ツアー4勝目を挙げた。1打差の2位で最終日に臨んだ石川遼は2度池につかまったのが響き1オーバー72の通算5アンダーで単独3位。代わって前日3位の片山晋呉が1アンダー70、通算6アンダーの単独2位で大会を終えた。
片山、石川という日本ゴルフ界屈指のスタープレーヤーと最終組で回った高山は、前日までとは打って変わってパットが乱れた。7度の2パットに2度の3パット。優勝へのプレッシャーは見るも明らかだった。それでも15番で6メートルのバーディパットを沈めると流れを引き戻し、両巨頭の追撃を何とか振り切った。
2008年11月の太平洋マスターズ以来となる国内ツアー優勝を狙った片山だったが、フロントナインで2ボギーと2つスコアを落としてしまう。それでも第一人者としての矜持か、それともかつて教えを請われた石川を前にした意地か、バックナインでは立て直して3バーディ。最終18番ではガッツポーズまで用意しかけたバーディパットがわずかにそれてパーフィニッシュとなったが、2年間優勝から遠ざかっている片山の復活を予感させる結果となった。
また1打差2位と絶好の位置で最終日を迎えた石川は、前半でまさかの2度の池ポチャ。3連続を含む4ボギー(1バーディ)で優勝戦線から早々に脱落。後半に入ってからは17番までに2バーディ、1ボギーとスコアを1つ戻し、そして最終18番、グリーン手前からピンまで約20ヤードのアプローチは、吸い込まれるようにカップイン。苦しんだ1日を最高の形で締めくくった石川は、ギャラリー総立ちのチップインバーディに飛び上がって喜びを表し、悪いなりにもギャラリーを沸かせるプレーで役者の違いを見せている。
なお、昨季賞金王の金庚泰(韓)は1アンダー70で通算1アンダーの12位タイで、前日の15位タイからわずかに順位を上げた。また首位から3打差4位タイからスタートした池田勇太は2オーバー73と精彩を欠き、通算2アンダー8位タイに沈んだ。
片山、石川という日本ゴルフ界屈指のスタープレーヤーと最終組で回った高山は、前日までとは打って変わってパットが乱れた。7度の2パットに2度の3パット。優勝へのプレッシャーは見るも明らかだった。それでも15番で6メートルのバーディパットを沈めると流れを引き戻し、両巨頭の追撃を何とか振り切った。
2008年11月の太平洋マスターズ以来となる国内ツアー優勝を狙った片山だったが、フロントナインで2ボギーと2つスコアを落としてしまう。それでも第一人者としての矜持か、それともかつて教えを請われた石川を前にした意地か、バックナインでは立て直して3バーディ。最終18番ではガッツポーズまで用意しかけたバーディパットがわずかにそれてパーフィニッシュとなったが、2年間優勝から遠ざかっている片山の復活を予感させる結果となった。
また1打差2位と絶好の位置で最終日を迎えた石川は、前半でまさかの2度の池ポチャ。3連続を含む4ボギー(1バーディ)で優勝戦線から早々に脱落。後半に入ってからは17番までに2バーディ、1ボギーとスコアを1つ戻し、そして最終18番、グリーン手前からピンまで約20ヤードのアプローチは、吸い込まれるようにカップイン。苦しんだ1日を最高の形で締めくくった石川は、ギャラリー総立ちのチップインバーディに飛び上がって喜びを表し、悪いなりにもギャラリーを沸かせるプレーで役者の違いを見せている。
なお、昨季賞金王の金庚泰(韓)は1アンダー70で通算1アンダーの12位タイで、前日の15位タイからわずかに順位を上げた。また首位から3打差4位タイからスタートした池田勇太は2オーバー73と精彩を欠き、通算2アンダー8位タイに沈んだ。