薗田峻輔が連覇で全英オープンでのリベンジを誓っている。

　23日開幕の国内男子ツアー、?全英への道? ミズノオープン（岡山県、JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部）にディフェンディング・チャンピオンとして臨む薗田はルーキーイヤーの昨年、プロデビューからわずか5試合目にして同大会でツアー初優勝。全英オープン行きの切符を手にし、聖地セントアンドリュース オールドC（スコットランド）が舞台の大一番に挑んだが、残念ながら予選落ち。メジャー大会制覇を大目標に掲げる男だけに、その悔しさを晴らすためにも今年も全英オープン（現地時間7月14?17日／英国、ロイヤル・セントジョージズGC）に参戦したいところだが、今のところ出場権がなく、ここでもぎ取るしかないのが現状だ。

　コースは昨年とは打って変わり、まさに全英オープンをイメージさせるリンクススタイル。ここで初めてプレーする薗田だが「今はゴルフの状態がいいのでしっかりと狙っていきたい」とキッパリ優勝宣言。心身ともに充実しており、目が離せない。

　現在、日本ツアー勢で全英オープン出場権を持っているのは、昨年の日本オープンゴルフ選手権競技の優勝者で世界ランクトップ50（5月30日時点）入りを果たしている金庚泰（韓）と、その金庚泰を除く昨季の日本ツアー賞金ランキング上位2名の藤田寛之、石川遼、それにアジア地区予選を突破している平塚哲二、チービン・ラム（シンガポール）、豪州地区予選突破のカート・バーンズ（豪）の6人だけ。この有資格者を除く、今大会上位4名と開幕戦から今大会までの獲得賞金ランキング上位2名に出場資格が与えられるとなれば、熾烈な戦いになるのは間違いない。

　今大会の結果については、ふたを開けてみなければわからない。だが、賞金ランキングに関して言えば、日本プロゴルフ選手権大会　日清カップヌードル杯で優勝し現在同ランク1位の河井博大が当確。あと1枠の奪い合いとなる。

　すでに出場権を持っている石川も全米オープンから帰ったその足で参戦。国内で2週連続予選落ちを喫したプレーぶりをメジャーの舞台で払拭して帰ってきており、今季初優勝を狙っている。

　3週間ぶりの国内ツアーはメジャー大会を目指す面々が激突し、一足早く夏のような“熱さ”を届けてくれるはずだ。