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国内男子

4連覇狙う藤田、最終戦で奮起なるか!? 賞金王・松山は欠場

2013年12月4日(水)午前11:14

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 国内男子ツアー今季最終戦は賞金王抜きの戦いになってしまった。

 5日に開幕するゴルフ日本シリーズJTカップ(東京都、東京よみうりカントリークラブ)の目玉は、この大会を待たずして史上初のルーキー賞金王を決めた松山英樹になるはずだった。ところが世界を舞台に戦った1年の疲労が蓄積しており、決して本調子でない中でプレーを続けてきたツケが最後の最後に出た。

 ぎりぎりまで出場を模索していたが、左母指の手根中手関節炎のため欠場することを決断。大会2日前の夕方になってツアーに連絡した。「数週間前に痛めた左手のケガが悪化し、お医者さんからも安静にするように告げられ、やむなく欠場することになりました。自分自身、本当に残念で悔しい気持ちでいっぱいです」とコメント。タイトルは獲得したものの、不本意な形でシーズンを終えることになってしまった。

 今年から出場資格がやや変更された今大会は、ディフェンディング・チャンピオン、今季のツアー優勝者、そして国内ツアーのメンバーで各国(米、欧、豪、南ア、アジア)ツアーの優勝者、そして賞金ランキング上位の選手で30名だけが出場を許されている。賞金王は松山に決まったが、先週松山と真っ向対決した池田勇太、小田孔明らが有終の美を飾るべく参戦。大会を盛り上げる。

 その一方で4連覇がかかる藤田寛之の顔色は何となく冴えない。30名という限られた者しか出場できない大会への出場資格が、ディフェンディング・チャンピオン以外にないというのがその理由だ。

 昨年、大会3連覇を果たして43歳で賞金王に輝いた男は、その宿命でもある多忙な日々と肉体の酷使から今季は苦戦。国内20試合と海外メジャー4試合に出場したが、メジャー大会はすべて予選落ち。獲得賞金はわずか3,563万7,102円で、賞金ランキングは29位と不本意な成績で今大会に臨むこととなった。

 だが、それでも3年連続で優勝している本大会が得意なのは言うまでもない。粘り強さを信条とする44歳の藤田が、最後に気を吐く姿を見せられるかどうか。こちらからも目が離せない。

 尚、前週のカシオワールドオープンを終えて賞金ランキング64位の石川遼は今大会の出場資格を得られていない。

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