L.ウェストウッド逃げ切って今季4勝、プロ通算37勝目! 石川58位タイ
2011年12月19日(月)午前11:53
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前日までのセーフティリードを活かし世界ランク3位のリー・ウェストウッド(英)が逃げ切って今季4勝目を挙げた。
世界のビッグネームが顔を揃えたアジアンツアー最終戦、タイランドゴルフ選手権(タイ、アマタスプリングスCC)は現地時間18日、最終ラウンドの競技を終了。前日マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)に4打差と迫られたウェストウッドだが、最終日は安定したゴルフで3アンダー69をマークして通算22アンダーまでスコアを伸ばし、シュワーツェルに7ストロークの大差をつけ逃げ切ってシーズン4勝目、プロ通算37勝目を飾った。
予選ラウンドの2日間でアジアンツアーの最少ストローク(36ホール)通算20アンダーを記録したウェストウッドは、「2日目で11ストロークものリードを貰ってプレッシャーがかかった。もしこれで勝てなかったらダメージは大きいからね。どんな優勝も嬉しいけれど、難コースとマスターズ王者のシュワーツェル相手に勝てたのは自分にとってとても特別なこと」と、重圧を押しのけての勝利を喜んだ。
バックナインに入り11番でシュワーツェルがイーグル、12番でバーディを奪ったときには、ウェストウッドとの差を3打まで縮めたものの後が続かず。14番でシュワーツェルがグリーンを外してボギー。ウェストウッドが15番でバーディを奪って勝利を決定づけた。
「自分としては良いプレーが出来たし、少しはリー(ウェストウッド)にプレッシャーを与えられたと思う。ウェストウッドは本当に素晴らしい。彼が相手じゃなかったら勝てていたと思う」と7打差の単独2位に終わったシュワーツェル。この勝利でウェストウッドは世界ランク2位に再浮上することが確実な状況となった。
その他、通算14アンダー単独3位にマイケル・トンプソン(米)が入り、通算12アンダー4位タイにサイモン・ダイソン(英)と地元のチャワリット・プラポール(タイ)が食い込んだ。
期待の石川遼は1オーバー73で回り通算9オーバー58位タイで終戦し、世界ランキング50位圏外に落ちることが決定。来季のマスターズ(現地時間2012年4月5日?8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場を年内に決めることは出来なかった。
その他日本勢は、丸山大輔が前日の「68」に続き2アンダー70とスコアを伸ばし、通算9アンダーで6位タイに入ったのが最高。平塚哲二が通算7アンダー9位タイとトップ10入りし、アジアンツアーの賞金ランク2位に入った。また、久保谷健一は通算1オーバー27位タイ、内藤寛太郎は通算4オーバー39位タイ、松村道央は通算6オーバー48位タイ、市原弘大は通算8オーバー54位タイ、片岡大育は通算10オーバー61位タイで4日間の競技を終えている。