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C.シュワーツェル猛追で首位L.ウェストウッドに迫る 石川は低迷

2011年12月18日(日)午前10:44

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 期待の石川遼が低迷する中、マスターズ王者のチャール・シュワーツェル(南ア)が猛烈な勢いでトップとの差を詰め逆転勝利が可能なポジションを確保した。

 アジアンツアー最終戦、タイランドゴルフ選手権第3ラウンド(現地時間17日/タイ、アマタスプリングスCC)、初日&2日目の快進撃で後続に11打差をつけ単独トップを快走していたリー・ウェストウッド(英)からシュワーツェルが主役の座を奪い取った。

 前日までノーボギーの完璧なゴルフで通算20アンダーまでスコアを伸ばしたウェストウッドが、この日4つのボギーを叩き1オーバー73とスコアを崩す。その間隙を縫ってシュワーツェルは2日連続となる6アンダー66の猛チャージ。通算15アンダーまでスコアを伸ばし、ウェストウッドとの差を『11』から『4』に縮めた。

「ここまで差を詰められるとは思っていなかった。今日のウェストウッドは調子が悪そうで彼らしくなかったね」とシュワーツェル。一方リードを守りながら形勢逆転のウェストウッドは「こういう日もある。まだ4打差あるから決して悪くない」と苦笑い。

 するとシュワーツェルも「自分のプレーに徹すれば優勝も夢ではない」と逆転Vに意欲。というのも4月のマスターズでも最終日、ローリー・マキロイ(北アイルランド)との4打差を引っくり返して逆転で勝利をもぎ取っているから。「なぜかわからないけれど、逆転優勝は結構ある。4打差を引っくり返したことも2、3回ある」と自信を見せるシュワーツェルの最終日の戦いに注目だ。

 日本勢は、この日4アンダー68の好スコアをマークした丸山大輔が通算7アンダーで7位タイにつけたのが最高。アジアンツアーの主力選手のひとり平塚哲二は通算5アンダー13位タイ、来季マスターズ出場に期待がかかる石川は通算8オーバーで片岡大育とともに日本人最下位タイの67位タイと低迷している。その他、久保谷健一が通算1アンダー25位タイ、市原弘大は通算イーブンパー30位タイ、内藤寛太郎と松村道央は通算6オーバー59位タイとなっている。

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