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ワールドカップゴルフ最終日 日本は失速20位タイで終戦

2011年11月28日(月)午前10:06

 世界28の国と地域を代表する選手たちが名誉をかけて激突するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフ(中国・海南島、ミッションヒルズGC海口)は現地時間27日に大会最終日を迎えたが、一発逆転を狙った池田勇太&平塚哲二の日本チームの野望は脆くも崩れ去った。

 1つのボールを2人が交互にプレーするフォーサム形式で行われたこの日、日本は奇数ホールでは池田、偶数ホールでは平塚がティーショットを打ち、3番で早くもバーディを奪うなどまずまずの立ち上がりを見せた。ところが2つスコアを伸ばして迎えた7番で痛恨のダブルボギーを叩いて勢いが途切れ、難コンディションと難しいフォーマットにリーダーボードをズルズルと後退。

 土壇場の17番で池につかまってダブルボギーを叩いた後、何とかそのミスを取り返そうと気負った最終18番でもパーをセーブ出来ず、2オーバー74とスコアを崩してしまう。この結果、通算12アンダーで優勝したアメリカチーム(通算24アンダー)にダブルスコアの差をつけられ20位タイで4日間の競技を終えることとなった。

「最後にスコアを落としたのは残念ですが、自分としてはやるべきことはやったつもりです」と無念さを滲ませながらも達成感を口にした平塚。一方の池田は「午前中は上位まであと一歩だったのに、中盤お互い足踏みしたのがもったいない。出来ればこの場にもっと調子が良い状態で来たかった」と悔しそう。

 だが、池田は「飛距離の差は仕方ないとして、1つ1つのショットに関しては(外国のトッププロたちと)差はないし、負けていない部分があると思った」と自信に繋がる発言も残した。この貴重な経験を糧に平塚は「これからも出る試合はすべて一生懸命を貫きたい」と前を向き、池田も「来年はまたイチから新しい“池田勇太”をつくりたい」と気持ちを切り替えていた。

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