P.ケイシー、スノーボードで右肩脱臼し2か月の戦線離脱
2012年1月7日(土)午後1:27
ポール・ケイシー(英)が2か月の戦線離脱を余儀なくされそうだ。
世界ランク20位のケイシーは米コロラド州でスノーボードを楽しんでいる最中に転倒し、右肩を脱臼。連覇のかかる欧州ツアーのボルボ・ゴルフ・チャンピオンズ(現地時間19日?22日/南ア、ザ・リンクス at ファンコート)の出場が絶望となった。本人によると手術の必要はなく「数週間もすれば練習に戻れる」とのことだが、試合に復帰出来るのは約2か月先になりそうな状況だ。
今年はライダーカップ開催年で、選考期日までにポイントを稼いでおきたいところだけに、2か月の戦線離脱はケイシーにとって大きな痛手。しかも前回(2010年大会)は世界ランクトップ10に君臨しながら、コリン・モンゴメリー(スコットランド)のキャプテン推薦から漏れ出場を逃した苦い経験がある。雪辱を期して「スタートダッシュするのを楽しみにしていた」という2012年、新年早々ケイシーはとんだ災難に見舞われた格好。昨年米男子ツアーのシードを逃しており、復帰後は欧州で大暴れしなければケイシーのライダーカップメンバー入りは厳しくなる。なお、今年のライダーカップは9月28日から米イリノイ州のメディナーCCで行われる。
現在開催中の米男子ツアー今季開幕戦、ヒュンダイ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ハワイ、プランテーション・コース at カパルア)でも、大会前にパドルボードを楽しんでいた最中に負傷したルーカス・グローバー(米)が欠場に追い込まれたばかり。ゴルフ以外でのケガ人続出に、2012年シーズンの先行きに暗雲が立ちこめている。(STATS-AP)