J.デイリー暫定トップ! 大会は強風により54ホール短縮競技へ
2012年2月4日(土)午後0:08
“お騒がせ男”ジョン・デイリー(米)が、久々に本業でスポットライトを浴びることになった。
欧州ツアー今季第5戦、コマーシャルバンク・カタール・マスターズ(カタール、ドーハGC)は現地時間3日、第2ラウンドの競技を行ったが、スタートしておよそ3時間で台風並みの強風が吹き荒れ中断。その後猛烈な砂嵐に変わり、試合続行不可能と判断されサスペンデッドが決定した。なお、第2ラウンドをスタートできたのは66人だけと進行が大幅に遅れたため、今大会は54ホールに短縮された。
初日トップ発進のゴンザロ・フェルナンデス-カスタノ(スペイン)が7ホールまでに2つスコアを落とし暫定2位タイに後退する中、初日単独2位発進のデイリーがこの日のプレーをスタートしないまま暫定トップに押し上げられ、思わぬ形でスポットライトを浴びることに。メジャー通算2勝のデイリーも最近ではシードを失い、ここ8年勝ち星から遠ざかっている。普段はプライベートの不祥事ばかりが取り沙汰されるが、ここはひとつどんな形にせよ本業で結果を出したいところだ。
その他、フェルナンデス-カスタノと同じ通算4アンダー暫定2位タイにジェイソン・デイ(豪/6ホール終了時点)と崔京周(韓/第1ラウンド終了時点)が続き、世界ランクNo.4のマーティン・カイマー(独/第1ラウンド終了時点)は通算1アンダー暫定15位タイ、セルヒオ・ガルシア(スペイン/第1ラウンド終了時点)は通算イーブンパー暫定36位タイとなっている。
また、世界ランクNo.3のリー・ウェストウッド(英)は6ホールを終え1バーディ、1ボギー、1ダブルボギーと2つスコアを落とし、ベテランのレティーフ・グーセン(南アフリカ/第1ラウンド終了時点)らと並び通算1オーバー暫定48位タイに後退。「ドバイでやっているイングランド対パキスタンのクリケットの試合の応援に回るよ」と優勝争いを諦めた口ぶりだった。