全米OPでのスランプ脱出目指すタイガー「過去のメジャーのなかでも準備するのが大変」
2015年6月18日(木)午後1:25
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(写真提供:Getty Images)
米男子ツアーの今季メジャー第2戦、全米オープンゴルフ選手権が現地時間18日、ワシントン州のチェンバーズGCを舞台に開幕。試合前の記者会見に臨んだタイガー・ウッズ(米)が、自身の描くコース戦略術について語った。
前々週のザ・メモリアルトーナメント presented by ネーションワイド3日目に自己ワーストの「85」を叩き、4日間通じてダブルボギー以上の大叩きを6回記録するなど、自己ワースト更新が続いたタイガー。スランプからの脱出に加え、2008年以来のメジャー制覇を目指す今大会に向け、ロバート・トレント・ジョーンズJr.設計の難コース攻略へ着々と準備を進めている様子だ。
「今日は良い球が打てた。日ごとに良くなっている」と自身のコンディションに触れたタイガーは「ティーショットの打ち方やグリーンでどこに外すかなど、このコースに必要なプレーが分かってきた。ピンの位置によって違ってくる。グリーン奥の傾斜の使い方も見えてきた。だがバンカーまで転がる恐れもあるので、すべてのホールでは使えない。なのでどこまでグリーン奥の傾斜を利用できるかはまだ把握しきれていない」と練習での感触についてコメント。
「5メートルや10メートルのパットを確実に決められるなら話は別だが、常に25ヤードくらいのところからピンに転がるように狙う。例えば縦の距離を正確に打って、25ヤード横に外れても気付いたらピンそばという結果も考えられる。ここではそういうプレーが求められる」とチェンバーズGCでのプレーを分析した。
また、コース設計者であるジョーンズJr.から、コースについての感想や「頭脳プレーが求められるか」という質問を受けると「このコースでは色々な選択肢が用意されている。同じホールで何通りものショットを想定しないといけないのは今までのメジャーではなかったこと。ほぼ毎ホール3、4通りのティショットが考えられる。つまり(USGAの)マイク・デービスは、36ホール分の選択肢を考えているということ。なので今週は今までのメジャーのなかでも準備するのが大変だ」と話し、今大会の難易度の高さを強調。
「転がして攻めることもできるが毎回ではないし、グリーンをオーバーさせないためにも高いショットを打つ必要がある。どう攻略するか決めていないホールもあって、例えば9番では高い方のティーが使われた場合、どこにピンを切るか予想しにくい」
「初めてここでプレーしたときは、高い方のティーからは5番、6番アイアンを使ったが、低いティーからは5番ウッドを使った。高いティーインググラウンドの方が距離があるにも関わらずだ。そこまで差が出るとかなり考えさせられる。マイク・デービスがどのようなセッティングにするか楽しみだよ」と難コース攻略への意気込みを語り、大舞台での復活に意欲を見せている。
全米オープンゴルフ選手権を全ラウンド生中継
4大メジャーの中でも最も難しいセッティングで行われ、「世界で最も厳しいゴルフの試練」とも呼ばれる全米オープン。今年その舞台となるのは、ワシントン州にあるロバート・トレント・ジョーンズJr設計のチェンバーズベイGCだ。マスターズで5位に入った松山英樹のメジャー初制覇なるか!?
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