B.ランガー堅首! 井戸木13位タイ、友利33位タイ
2013年7月28日(日)午前9:08
昨年に続きベルンハルト・ランガー(独)がメジャー最終戦最終日をトップで迎えることになった。
米チャンピオンズツアーのメジャー最終戦、全英シニアオープンは現地時間27日、英国の名門ロイヤルバークデールGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日首位タイに浮上したランガーが5バーディ、1ボギーの安定したゴルフで4アンダー66をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位につけるデビッド・フロスト(南ア)に3打差をつけ、2010年以来3年ぶりの大会Vに王手をかけた。
昨季は最終日をトップで迎えながらフレッド・カプルス(米)の猛攻の前に惜敗を喫し6位タイに終わっている。その雪辱を期すランガーだが「トーナメントに勝つのは素晴らしいこと。それがメジャーなら尚良い。大きな意義がある。でもまだ残りホールは沢山ある。勝ちたいと思っている自分もいるけれど、18ホールあれば何があってもおかしくない。終わったわけではないので気を引き締めてかかりたい」と冷静に自らの立場を分析した。55歳にして尚も進化し続けるランガーが、果たして重圧をはね除け、昨年の雪辱を晴らすことが出来るだろうか…?
日本勢は厳しいセッティングとコンディションに苦戦。10位タイからスタートした井戸木鴻樹は出だし4ホールで3つボギーを叩く苦しいラウンドで、この日3つスコアを落とし、通算2オーバー13位タイに後退。5月のシニアPGA選手権チャンピオンに続くメジャー2勝目はお預けになりそうだ。
友利勝良はバーディを1つしか奪えず3オーバー73と崩れ、通算6オーバー33位タイ。奥田靖己は3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの3オーバー73と出入りの激しい内容で通算8オーバー46位タイに低迷している。また初日好発進を切った倉本昌弘も3連続バーディあり、ダブルボギーありの浮き沈みのあるラウンドで4オーバー74。通算11オーバー65位タイの下位に留まっている。