井戸木、メジャー2勝目へ好発進! 直道は33位タイ
2013年7月12日(金)午前11:02
井戸木鴻樹がシニアPGA選手権に続くメジャー制覇に向けて素晴らしいスタートを切った。
現地時間11日、米チャンピオンズツアーの今季メジャー第3戦、全米シニアオープン(ネブラスカ州、オマハCC)第1ラウンドに挑んだ井戸木は、持ち前のショットの正確さを存分に発揮。フェアウェイキープ率85%、パーオン率78%とショットの冴えを見せて3バーディ、2ボギーの1アンダー69をマークし、トム・レーマン(米)、ケニー・ペリー(米)ら実力者7人がずらりと並ぶ首位に2打差の12位タイにつけた。
シニアとはいえ、日本人男子として初めてメジャータイトルを手にしたとき、「アメリカ、ファーストタイム」と言って喜びを表現するなど自然体は相変わらずで、自分のゴルフを貫く信念もしっかりと持って挑んだ今大会。シニアPGA選手権の最終日に逆転したペリーや、レーマン、マーク・オメーラ(米)のメジャー王者たちが首位にひしめき、シニアデビューしたばかりのコリン・モンゴメリー(スコットランド)やコリー・ペイビン(米)、ジェフ・スルーマン(米)らも含めた9人が自分と同じ位置にいる大混戦にもまったく動じず、マイペースで偉業に立ち向かう。
昨年の日本シニアツアー賞金王、尾崎直道も1オーバー71でプレーしてフレッド・カプルス(米)、ラリー・マイズ(米)らと並ぶ33位タイとまずまずのスタート。USGA(米国ゴルフ協会)の主催競技らしい難しいコンディションの中、最後まで激戦が予想されるだけに、持ち前の粘り強さで戦い抜きたいところだ。
その他の主な選手はトム・ワトソン(米)、トム・カイト(米)がイーブンパー70で21位タイ。ディフェンディング・チャンピオンのロジャー・チャップマン(英)は4オーバー74の80位タイと出遅れている。