2016年五輪コースの設計者が決定!
2012年3月8日(木)午後1:22
ゴルフが正式競技として復活する2016年リオデジャネイロ五輪のコース設計者が決まった。
リオ・2016オリンピック委員会は現地時間7日、最終選考に残った8社のうちから、ホール・オブ・フェイマーのエイミー・アルコット(米)をパートナーにしたハンス・ゴルフ・デザインをコース設計者に決定したことを発表。ジャック・ニクラウス(米)のニクラウス・デザインやグレッグ・ノーマン(豪)のグレッグ・ノーマン・ゴルフコース・デザイン、ゲイリー・プレイヤー(南ア)のゲイリー・プレイヤー・デザインなど、並み居るビッグネームたちのチームを押しのけてのものだった。
「ハンス・ゴルフ・デザインはエリートとアマチュアアスリートの両方に向けての設計がされている」と言うのが選考理由。確かに、老若男女すべてが一緒に楽しめるのがゴルフの魅力で、これをどれだけ伝えられるかということも、五輪競技の大切な役割だ。
1904年のセントルイス大会以来となる五輪でのゴルフ。2016年、2020年の2大会での開催は決まっているが、それ以降はまた2017年のIOC(国際オリンピック委員会)での投票にかかっている。末永くゴルフを五輪で見るためにはリオでの印象が大切なだけに、開催コースがどんなものになるのかも非常に重要なポイントとなる。
ハンス・ゴルフ・デザインはニューヨーク州のトール・グラスGCの設計や、最近では今週の米男子ツアー、WGC-キャデラック選手権(現地時間8?11日)の舞台となるフロリダ州TPCブルーモンスター at ドラルの改修に携わったことでも知られている。
なお、最終選考で敗れたニクラウス・デザインは、やはりホール・オブ・フェイマーのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)、グレッグ・ノーマン・ゴルフコース・デザインはロレーナ・オチョア(メキシコ)と組んでの挑戦だったが、いずれも最後に敗れた。