タイガー、パー5攻略失敗で首位との差詰め切れず
2012年3月11日(日)午前11:03
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出だし3連続バーディで飛び出し、前週のザ・ホンダ・クラシックで見せた最終日の猛チャージの再現が期待されたタイガー・ウッズ(米)だったが、中盤以降パー5の攻略に失敗。単独首位に立つブッバ・ワトソン(米)に8打差をつけられた。
現地時間10日に行われた世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権第3ラウンド(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)。15位タイからスタートのタイガーは1番から3連続バーディのあと、6番でもバーディを奪ってスタートダッシュに成功。ところが舞台のブルーモンスターで唯一苦手としている8番パー5でセカンドショットをグリーンオーバーさせると、第3打のアプローチをバンカーに入れ、第4打を3メートル強に寄せたもののファーストパットを沈め切れずボギーを叩いてしまう。
そこから勢いが途切れ12番、14番でもボギーを叩き、結局7バーディ、3ボギーの4アンダー68。通算9アンダーの8位タイにとどまり、風が弱く絶好のスコアリングコンディションの中「スコア的に物足りない」と納得がいかない表情を見せた。
明るい兆しは池絡みの難易度が高い18番パー4を完全攻略したこと。「素晴らしいドライバーを打つことが出来た。セカンドは8番アイアンを軽めに打ってピンの右を狙ったんだが、狙い通りだったね」と明日に繋がるバーディフィニッシュを決めた。
最終日については「上位は(スコアを)伸ばして来るだろうね。優勝スコアはおそらく20アンダー以上になるだろう。そこに食らいついて行くためには、パー5の攻略が鍵になる」とコメント。首位を快走するワトソンとの差は依然として大きいが、果たしてタイガーは前週のザ・ホンダ・クラシック最終日(8アンダー62)のチャージを再現し、上位陣を脅かすことは出来るだろうか?