悪夢再び? タイガー左脚痛め途中棄権
2012年3月12日(月)午前7:12
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完全復活が待たれるタイガー・ウッズ(米)の前途に再び暗雲が立ちこめた。
現地時間11日に行われた世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季第2戦、キャデラック選手権最終ラウンド(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)。この日首位と8打差の8位タイからスタートしチャージが期待されたタイガーだったが、前半からエンジンがかからず11番終了時点で3オーバー(通算6アンダー)となった時点で棄権を表明。12番に向かうかわりにカートで駐車場に直行し、キャディのジョー・ラカバ氏とともに会場を後にした。
古傷の左脚を痛めた模様で、この日の10番でラフからセカンドショットを打った際、痛みに顔をしかめる場面が目撃されている。そのホールでボギーを叩いた後、痛みをこらえ11番でパーをセーブしたところでプレー続行を断念した。
タイガーがケガによって試合を棄権するのは、昨季のザ・プレーヤーズ選手権第1ラウンドの9ホールを終えたところでコースを去って以来、プロ通算5回目のこと。そのときは同年のマスターズ第3ラウンドで痛めた左ひざとアキレス腱のケガを再発させている。
ザ・プレーヤーズ選手権では2010年にも首を痛めて棄権しており、それ以前にさかのぼると2006年のノーザン・トラスト・オープン、1998年のAT&Tペブルビーチ・ナショナル・プロアマでも棄権の前歴がある。
それにしても、前週のザ・ホンダ・クラシックで最終日のキャリアベスト『62』をマークし2位タイに食い込み、復調をアピールしていただけにケガの具合が気になるところ。タイガーが「ピークに持って行く」とかねてから語ってるマスターズ(現地時間4月5?8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)まで1か月を切ったこの時期のケガは命取りになりかねない。