欧州ツアー最年長Vを狙う48歳のミゲール・A・ヒメネス（スペイン）と、最年少V記録を持つ18歳のマッテオ・マナッセロ（伊）が上位争いを繰り広げている。

　同ツアーのオープン・デ・アンダルシア・コスタ・デル・ソル（スペイン、アロハGC）は現地時間16日、第2ラウンドの競技を終了。初日コースレコードタイの『64』をマークしてトップに躍り出たマナッセロは、2日目になって失速。2バーディ、3ボギーの1オーバー73とスコアを落とし、通算7アンダーで首位のエドアルド・デ・ラ・リバ（スペイン）に1打差の2位タイに後退した。

　そんな中、今年1月に満48歳の誕生日を迎えた地元のスター、ヒメネスが4アンダー68をマークしてマナッセロと並ぶ2位タイに浮上。同じく2位にはパブロ・ララサバル（スペイン）、ダミアン・マッグレイン（アイルランド）、トミー・フリートウッド（英）がつけ、マナッセロの失速で一気に展開は混戦模様となった。さらに通算6アンダー7位タイにはエドアルド・モリナリ（伊）、オリバー・ウィルソン（英）、ロバート・ロック（英）ら計8名がひしめいている。

　今大会のプロモーターでもあるベテランのヒメネスがもし今週勝てば、これまでデス・スミス（アイルランド）が持っていたツアー最年長V記録を39日更新することになる。ヒメネスは現在世界ランク51位だが、前年末のトップ50の資格ですでにマスターズ出場権を確保している。余裕のヒメネスが地元で狙うはツアー通算19勝目だ。

　対する18歳のマナッセロは、この日は思ったようなゴルフが出来なかった。しかしアマチュア時代は全英アマチュアゴルフ選手権で最年少V、欧州ツアーでも最年少優勝記録を更新し、マスターズ最年少出場＆予選突破記録を持つなど、数々の年少記録を打ち立ててきた逸材。週末は最年長と最年少の戦いに注目が集まりそうだ。