欧州ツアー M.マナッセロ惜しくも2位、31歳J.クスンが初優勝
2012年3月19日(月)午前10:13
31歳遅咲きのジュリアン・クスン(仏)が最終日にコースレコードに並ぶ『64』をマークし大逆転でツアー初優勝を飾った。
欧州ツアーのオープン・デ・アンダルシア・コスタ・デル・ソル(スペイン、アロハGC)は現地時間18日、最終ラウンドの競技を終了。この日首位に3打差の7位タイからスタートしたクスンがノーボギーの8アンダー64の猛チャージで通算17アンダーまでスコアを伸ばし、後続に2打差をつけ劇的な逆転Vを達成した。
昨年の下部ツアー(チャレンジツアー)で賞金ランク上位に入り、メジャーツアーに昇格したばかりのクスン。これまでの自己ベストは先月のアバンサ・マスターズでの17位タイ。トップ10すら経験したことがない世界ランク322位の伏兵はトロフィーを掲げると「今日は人生最高の日」と満面の笑みで喜びを爆発させた。
さらに「決して易しくはなかった。マッテオ・マナッセロやミゲール(A・ヒメネス)、パブロ・ララサバルといった凄い選手たちが控えていたからね。でも目の前のショットに集中してベストを尽くした結果、こんなに素晴らしいご褒美が待っていたなんてとてもハッピーだ」と31歳の苦労人は初Vの興奮を隠せない様子だった。
ちなみにこの勝利でクスンは欧州ツアー通算400人目のチャンピオンとなった。
注目の18歳マナッセロ(伊)は前半3連続バーディで優勝に手が届くかと思われたが、後半今ひとつスコアを伸ばせず4アンダー68止まりで通算15アンダー。クスンに2打差の単独2位に甘んじた。また前日までトーナメントを引っ張ったエドアルド・デ・ラ・リバ(スペイン)は通算14アンダー単独3位。デビッド・リン(英)が通算13アンダー単独4位に入った。
ツアー史上最年長優勝を狙った48歳のヒメネス(スペイン)は最終ホールでボギーを叩くなど1アンダー71にとどまり、通算11アンダー7位タイで4日間の競技を終えている。