タイガー、首位J.デイに3打差7位タイ 14歳グアン歴史的快挙
2013年4月13日(土)午前10:42
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前半3バーディで首位に並んだ本命タイガー・ウッズ(米)は終盤スコアを落とし7位タイにとどまった。
ゴルフの“祭典”マスターズは現地時間12日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日13位タイからスタートしたタイガーは5番、7番で距離の長いバーディパットを沈めると、8番では2オンに成功しイーグル逃しのバーディを奪って一気に首位に並んだ。
しかし後半は我慢のゴルフが続き、スコアを伸ばしたかった15番パー5は2打目をクリークの手前に刻み3打勝負にかける。ところが完璧と思われたショットがピンに当たって跳ね返り池に飛び込む不運。しかしそこは落ち着いて同じ場所から打ち直しの5打目をピンそばにぴたりと寄せてケガを最小限に食い止めナイスボギーとしたが、最終18番でもこらえきれずにボギー。前半の貯金を減らし1アンダー71止まりで通算3アンダー7位タイで2日目の競技を終えた。
後半苦しんだタイガーを尻目にこの日スコアを伸ばしたのがジェイソン・デイ(豪)。2年前、2位タイに食い込んだ相性の良いコースで4アンダー68をマークし、通算6アンダーで初日の13位タイから一気に単独トップに躍り出た。
1打差の2位タイに53歳のフレッド・カプルス(米)とマーク・リーシュマン(豪)が続き、通算4アンダー4位タイにアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、ジム・フューリック(米)、ブラント・スネデカー(米)の面々。タイガーと同じ7位タイに悲願のメジャー初Vを狙うリー・ウェストウッド(英)、ジャスティン・ローズ(英)、アダム・スコット(豪)、崔京周(韓)ら実力者が並んでいる。
日本勢は石川遼が通算4オーバーの55位タイと順位を落としながら決勝ラウンド進出を決めたが、藤田寛之は通算20オーバーを叩き予選落ちに終わった。
53歳のカプルスが優勝争いをする一方、大会史上最年少出場が話題になった14歳グアン・ティンラン(中)がカットラインぎりぎり(通算4オーバー/55位タイ)ながら予選をクリア。14歳5か月18日での予選突破は1957年、カナディアン・オープンでボブ・パナシク(カナダ)が達成した15歳8か月20日のツアー最年少予選通過記録を更新する快挙。グアンは17番でスロープレーによる1打罰を課されながらの大記録達成となった。