タイガー「想定外」の足踏みも2打リードでV6王手!
2013年12月8日(日)午前10:35
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前日「予定通り」のビッグスコアで単独トップに躍り出たタイガー・ウッズ(米)だったが、一転3日目は「想定外」の展開に。しかしさすがは世界ランキングNo.1、ポールポジションはがっちりとキープした。
タイガーがホストを務めるオフ恒例のチャリティイベント、ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールド・チャレンジは現地時間7日、カリフォルニア州のシャーウッドCCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日10バーディの猛攻でコースレコードタイとなる62を叩き出して一気にトップに立ったタイガーだったが、午前中に小雨が降ったこの日はなかなかエンジンがかからずに苦戦した。
2番でバーディを先行させながら4番、8番でボギーを叩くと、その後は池ポチャあり、2メートルから3パットありの“誤算”続き。それでも上がり3ホール中2ホール(16番&18番)で「明日につながる」バーディを奪ってイーブンパー72にスコアをまとめ、通算11アンダーとして単独2位のザック・ジョンソン(米)に2打差をつけ、大会6度目の優勝に王手をかけた。
難コンディションの中、この日ただひとり気を吐いたのが、前日まで出場18人中16位タイに沈んでいたローリー・マキロイ(北アイルランド)。15番パー3でダブルボギーを叩いたのは誤算だったが、3連続を含む6バーディを奪って第3ラウンドのベストスコア4アンダー68をマークし、通算2オーバー11位タイに浮上した。上位戦線浮上とまではいかなかったが、前週のエミレーツ・オーストラリアン・オープンで絶好調のアダム・スコット(豪)を逆転し復活Vを挙げた勢いはまだ衰えていない。来年の世界ランク1位奪還を目指す若大将の最終日のプレーにも注目したい。
その他上位陣は、通算7アンダー単独3位にブッバ・ワトソン(米)、通算4アンダー単独4位にマット・クーチャー(米)、通算3アンダー単独5位にウェブ・シンプソン(米)がつけたが、ディフェンディング・チャンピオンのグラエム・マクドウェル(北アイルランド)は3つスコアを落として、通算2アンダー6位タイに後退している。