B.スネデカー&A.カブレラ首位並走 タイガー7位タイ、石川56位タイ
2013年4月14日(日)午前9:30
シーズンメジャー初戦は最終日を前に誰が勝ってもおかしくない混戦の様相を呈している。
米男子ツアー今季メジャー初戦のマスターズは現地時間13日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日4位タイからスタートしたブラント・スネデカー(米)とアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)の2人がともに3アンダー69をマーク。通算7アンダーとして首位の座を分け合った。
1打差の単独3位にアダム・スコット(豪)、2打差の4位タイにジェイソン・デイ(豪)とマーク・リーシュマン(豪)のオーストラリア勢が続き、通算4アンダー単独6位にマット・クーチャー(米)。前日の15番パー5で打ち直しの第5打のドロップ処置が間違っていたとして、この日改めて2打罰を科されたタイガー・ウッズ(米)は2アンダー70で回り、通算3アンダーでティム・クラーク(南ア)と並ぶ7位タイにとどまっている。
予選ラウンドを石川遼と同組で回ったスネデカーはノーボギーのラウンドに「とても満足」と納得の表情。小気味の良いショットと絶妙なパットが噛み合った前年のフェデックスカップ王者が一躍優勝候補に躍り出た。
2008年の今大会では最終日をトップで迎えながら『77』を叩いて3位タイに終わり、人前をはばからず泣き崩れたスネデカー。だがもう“泣き虫王子”は卒業した。ここ22年のマスターズで最終日最終組からチャンピオンが誕生したのが19回。データはスネデカー、あるいはマスターズ2勝目&メジャー通算3勝目を狙うカブレラ有利を示唆している。
その他の注目選手は通算2アンダー9位タイに55歳のベルンハルト・ランガー(独)、リッキー・ファウラー(米)、リー・ウェストウッド(英)らがつけ、カットラインぎりぎりで予選を通過したディフェンディング・チャンピオンのブッバ・ワトソン(米)が2つスコアを伸ばし、通算2オーバーで27ランクアップの28位タイに急浮上。同じ28位タイにアーニー・エルス(南ア)、ルーク・ドナルド(英)らがつけている。
一方、世界ランク2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は『79』を叩き、通算5オーバー44位タイ止まり。石川も4オーバー76と崩れ、通算8オーバー56位タイに低迷している。