タイガー、A.スコットらが挑む難コース
2014年2月27日(木)午前11:59
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ヒゲを蓄えた精悍な顔つきで登場したタイガー・ウッズ(米)が、鋭い目つきで本気モード全開だ。
今季は欧州ツアー1試合、米男子ツアー1試合に出場しているタイガーだが、いずれも結果は思わしくなく、完全復活が心配されていた。ところが、現地時間27日開幕の米ツアーフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシック(フロリダ州PGAナショナル・リゾート チャンピオンC)にやってきたタイガーは、そんな周囲の心配を吹き飛ばすようなたくましい顔で、4月のマスターズ(4月10?13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)に向けての青写真を口にした。
「ひとたびフロリダに来れば、オーガスタへの道を考える」と言う裏には、オフの間、クラブを握ることより体作りに専念した自信が見え隠れする。さらに、欧州ツアー参戦から戻ってからは、ショートゲームを磨くことに力を注いでおり、メジャー15勝目を狙うマスターズへの準備は万端だ。
タイガーに続く世界ランクNo.2で、マスターズ連覇を目論むアダム・スコット(豪)も、6週間の休みから復帰する。1月のソニー・オープン・イン・ハワイ以来、休養を取ってサーフィンをしたり、友達とラウンドしたり、ボーっとしたりしてゆっくりと過ごした。
「3週間経って、クラブを振る必要を感じたくらい。すごくいい時間が過ごせた。ここに来る前に2週間練習して、1週間は友達とプレーした。いい準備ができている。ここはすごくタフなテストだけどね」と、笑顔でプレーする意欲をのぞかせている。
フィル・ミケルソン(米)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)の実力者たちも顔を揃える今大会の舞台は昨年、平均スコア71.218を記録したパー70ではツアーで最も難しいコースとあって実力が試される。
松山英樹、石川遼の日本勢2人も参戦。難コースに挑む。