大会史上初! 決着は月曜日に持ち越し 井戸木は単独13位
2013年7月29日(月)午前10:14
楽勝ペースだったベルンハルト・ランガー(独)が最終ホールでまさかのダブルボギーを叩いてマーク・ウィービー(米)に並ばれ、決着は月曜日に持ち越された。
米チャンピオンズツアーのメジャー最終戦、全英シニアオープンは現地時間28日、英国の名門ロイヤルバークデールGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。途中雷雨による中断もあり単独トップからスタートしたランガーに異変が起こる。12番まで安定したゴルフで3バーディを奪って快調に首位を快走していたが、前日もボギーを叩いた14番で再びボギーとすると、最終18番でロイヤルバークデール名物の深いバンカーに捕まり、脱出に手こずってダブルボギーを叩きイーブンパー70止まり。通算9アンダーでフィニッシュし、先にホールアウトしていたウィービーに並ばれて2人によるプレーオフに突入した。
因縁の18番で繰り返し行われたサドンデスでは2ホール連続でともにパー。決着がつく前に日没が迫り、大会史上初めて試合が月曜日にもつれ込むことになり、現地時間午前8時からプレーオフの続きを行うことになった。果たしてランガーが3年ぶりの大会2勝目を飾るのか? それともウィービーが逆転Vを達成するのか? 勝利の女神のさじ加減やいかに…?
その他上位陣は、通算6アンダー3位タイにコリー・ペイビン(米)、ピーター・シニア(豪)、デビッド・フロスト(南ア)の面々が入り、通算4アンダー単独6位にピーター・ファウラー(豪)。
日本勢はシニアPGA選手権チャンピオンの井戸木鴻樹が3バーディ、2ボギーの1アンダー69で回り、通算1オーバー単独13位に入ったのが最高。通算6オーバー26位タイに友利勝良。奥田靖己はスコアを1つ落とし、通算9オーバー40位タイで終戦。初日の好プレーを生かせなかった倉本昌弘は最終日も3番、4番で連続ダブルボギーを叩くなど乱れ、通算15オーバー61位タイに終わっている。