タイガー5度目のグリーンジャケットはお預け
2013年4月15日(月)午前8:40
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本命タイガー・ウッズ(米)の逆転メジャーVは今回もお預けとなった。
米男子ツアー今季メジャー初戦、マスターズは現地時間14日、ジョージア州オーガスタナショナルGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。雨が降ったり止んだりのウェットなコンディションとなったこの日、追う立場のタイガーはスコアを伸ばしたかった前半2つのボギーを叩いてつまずいた。しかし9番のバーディで息を吹き返し15番までに4つのバーディ奪取に成功。だが反撃もそこまで。結局2日連続2アンダー70で通算5アンダー4位タイで4日間の競技を終了した。
「雨のせいでグリーンが遅くなり最後までそのスピードに慣れることが出来なかった。アプローチは滑って止まらずパットはショート気味だった」とこの日のラウンドを振り返ったタイガー。最終日の目標は『65』(7アンダー)だったそうで「65を出せれば勝てると思っていた。それが出来なかったのが残念」と5年ぶりメジャー通算15勝目に届かず悔しさを滲ませた。
何といっても残念だったのは2日目の15番パー5。3打目がピンに当たって跳ね手前のクリークに押し戻されたのが運の尽きだった。もしピンに当たりさえしなければベタピンでバーディが奪えていたはず。ところが打ち直しの第5打をピタリと寄せてボギーで切り抜けたと思われたのも束の間、ドロップの位置がルール違反と見なされ2打罰の『8』。今となっては悔やんでも仕方ないが、もしあのときピンに当たらずバーディを奪っていたら優勝スコアの9アンダーに届いており、5着目のグリーンジャケットに袖を通していたかもしれない。
とはいえ今のタイガーの強さは本物。メジャー15勝目は近いと思わせた今回のマスターズだった。