M.マナセロ無念のV逸… 優勝は北ア第4の男、M.ホーイ
2012年3月26日(月)午前7:23
サスペンデッド続きの厳しい条件の中、第3ラウンドを終えトップタイに浮上し自力でのマスターズ出場に望みを繋いだ18歳のマッテオ・マナセロ(伊)だったが、最終日のチャージは不発に終わった。
欧州ツアーのハッサン2世国王ゴルフ・トロフィー(モロッコ、パライス・ロイヤルG&オーシャンG)は現地時間25日、日没順延となっていた第3ラウンドの続きと最終ラウンドの競技を終了。決勝ラウンドを65-65の好スコアでまとめたマイケル・ホーイ(北アイルランド)が通算17アンダーで優勝を飾った。3打差単独2位にベテランのダミアン・マッグレイン(アイルランド)が入り、通算13アンダー3位タイに最終ラウンドで11アンダー61と爆発したジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)の他、フィリップ・プライス(ウェールズ)、ロバート・コールズ(英)。
今大会に勝てばマスターズ出場の条件である、大会前までの世界ランクトップ50以内に浮上する可能性があったマナセロは首位タイからスタートした最終日、出だしの1番のボギーでつまずくと、8番パー3で痛恨のダブルボギーを叩くなどエンジンがかからず、出入りの激しい内容でイーブンパー72止まり。通算12アンダーは6位タイに終わり今季初Vはお預け、マスターズ出場の可能性は遠のいた。
勝ったホーイは昨年10月のアルフレッド ダンヒル・リンクス選手権で同郷のローリー・マキロイ(北アイルランド)を下して優勝を飾った北アイルランド“第4の男”。「初日2オーバーに終わったときには予選落ちも覚悟した。それが優勝だなんて実感がまだ湧かない。週末尻上がりに調子を上げ65を並べられたのは大きい」と喜びを爆発させた。
尚、日本からはアマチュアの伊藤誠道(杉並学院高1年)と平塚哲二が出場していたが、いずれも予選ラウンドで姿を消している。