F.カプルス、逃げ切りVでマスターズに弾み
2012年3月26日(月)午前7:45
フレッド・カプルス(米)が逃げ切って今季初優勝を達成した。
米チャンピオンズツアーのミシシッピーガルフ・リゾート・クラシック(ミシシッピー、フォールンオークGC)は現地時間25日、最終ラウンドの競技を終了。第1ラウンド『63』の猛攻で終始トーナメントをリードしたカプルスが、トップタイからスタートしたこの日も安定したゴルフで追いすがるマイケル・アレン(米)に1打差をつけシーズン初Vを飾った。
17番のボギーでアレンに並ばれたが、難易度の高い最終18番でティーショットをフェアウェイど真ん中に運ぶと、セカンドショットをピンそば約2.5メートルにピタリ。これを沈めて昨年のAT&T選手権以来となる同ツアー通算7勝目をマークした。
ノーボギーの6アンダー66をマークしたアレンが通算13アンダーで単独2位、通算10アンダー3位タイにジェフ・スルーマン(米)、トム・パーニスJr.(米)が入ったが、ツアー初Vを目指したピーター・シニア(豪)はスコアを1つ落とし、通算6アンダー単独10位に終わっている。
大会前の降雨で地面が柔らかくなったコンディションの中、アグレッシブに攻めたカプルスが第1ラウンドで63をマークしアドバンテージを奪ったが、最終日に向け急速に天候が回復。今度は地面が堅くなったことに加え、最終日の難しいピンポジションに各選手ともスコアメイクに苦しみ、カプルスも5バーディ、2ボギーの3アンダー69と今ひとつスコアを伸ばし切ることは出来なかった。
それでも余裕の勝利は2週間後に迫ったマスターズに弾みをつける貴重な1勝。カプルスは92年にグリーンジャケットに袖を通した他、過去10回トップ10入りを果たすなどオーガスタを得意としている。次週はレギュラーツアーのシェル・ヒューストン・オープンに出場して今季初メジャーに向け最終調整を行う予定だ。