殿堂入りのカリー・ウェブ（豪）が格の違いを見せつけ逆転で欧州女子ツアーで優勝を飾った。

　現地時間28日に行われた同ツアーのISPSハンダ・レディス・ヨーロピアン・マスターズ（英、バッキンガムシャーGC）最終ラウンド。首位タイグループに3打差の7位タイからスタートしたウェブが、2イーグルの猛攻で7アンダー65をマーク。通算16アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位に入ったアシュリー・サイモン（南ア）に1打差をつけ逆転Vを達成した。ウェブにとってはこれが2月のボルビックRACVレディスマスターズ（欧州女子ツアー）、6月のショップライトLPGAクラシック（米女子ツアー）に続くシーズン通算3勝目。

「（次週に迫った）全英リコー女子オープンに弾みをつけることが出来ました。時差も解消出来たし、自信もつきました」と満面の笑みでトロフィを掲げた38歳のウェブ。54ホールの短期決戦で尻上がりに調子を上げ「特にパー5で良いプレーが出来たと思います。難しいコンディションの中で勝つことが出来て大きな自信になりました」と、聖地セントアンドリュース（スコットランド）で開催される次週のメジャー（全英リコー女子オープン／8月1?4日）制覇にも意欲を見せた。

　初日から首位を走ったキャロライン・マッソン（独）は通算14アンダー単独3位に終わり、通算13アンダー4位タイにサンドラ・ガル（独）、クリスティーナ・キム（米）が食い込んだ。ベテランのローラ・デービース（英）は通算3アンダー27位タイに終わっている。