22歳T.オルセンが混戦抜け出す J.デイリー6打差10位タイ
2012年4月1日(日)午前8:21
欧州ツアー2年目の22歳トービヨン・オルセン(デンマーク)が、強風の難コンディションの中でこの日のベストスコアをマーク。混戦を抜け出しツアー初優勝に王手をかけた。
同ツアーのシチリアン・オープン(イタリア、ヴェルドゥーラゴルフ&スパ・リゾート)は現地時間31日、第3ラウンドの競技を終了。7位タイからスタートしたオルセンが1イーグル、4バーディ、1ボギーの5アンダー67で回り、通算12アンダーとして後続に3打差をつけ単独トップに躍り出た。
3打差の2位タイにアンドリュー・パー(カナダ)とニコラス・コルサーツ(独)が続き、通算8アンダー4位タイに前日までトップの座を守っていたピーター・ローリー(アイルランド)、ロイド・サルトマン(スコットランド)、ソレン・ケルドセン(デンマーク)がつけている。
また、メジャー2勝のジョン・デイリー(米)は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72とスコアを伸ばせなかったものの、通算6アンダー10位タイとまずまずのポジションを確保した。
前日まで首位に6人がひしめく混戦模様だったが、突風が吹き付けるタフなコンディションが選手たちの明暗を分けた。アンダーパーをマークしたのが全体でもわずか18人しかいなかったムービングデー。デビューイヤーの昨季、優勝こそなかったものの2位(タイを含む)に3度食い込んだオルセンの健闘ばかりが目立った。
「前半は少し苦しんだけれど、耐えてチャンスを待って後半に繋ぐことが出来た。海沿いのホールは特に風が強く、立っているだけでも大変なくらいだったよ。でも明日は余程良いプレーをしなければ(優勝の)チャンスはないだろう。後続には強い選手がたくさん控えているからね」と気を引き締めたオルセン。地元のヒーロー、18歳のマッテオ・マナセロ(伊)が予選で姿を消した今、22歳の新星が主役に名乗りを上げた。
尚、日本からは平塚哲二が出場していたが、決勝ラウンド進出を逃している。