22歳T.オルセン、C.ウッドの追撃かわしツアー初優勝!
2012年4月2日(月)午前7:18
前日単独トップに躍り出た22歳のトービヨン・オルセン(デンマーク)が、24歳のクリス・ウッド(英)の猛追をかわし嬉しいツアー初優勝を飾った。
欧州ツアーのシチリアン・オープン(イタリア、ヴェルドゥーラゴルフ&スパ・リゾート)は現地時間1日、最終ラウンドの競技を終了。後続に3打差の単独首位からスタートしたオルセンが6バーディ、3ボギーの3アンダー69にスコアをまとめ、通算15アンダーで初勝利をゲットした。
しかしツアー2年目の新鋭は決して簡単に勝利を収めたわけではない。前日の強風が嘘のように晴れ上がり絶好のコンディションに恵まれたこの日、10位タイからスタートしたウッドが前半からバーディラッシュをかけフロント9を6アンダー30で折り返すと、14番までに9つスコアを伸ばし猛然とオルセンに襲いかかったのだ。
「彼(ウッド)が追撃してきたのは途中でわかった。もちろん緊張したけれど、彼のおかげで守らずに済んだ。後半も攻めて行こうという気持ちになれた」とオルセン。結局ウッドは17番でボギーを叩き1打足りずに初Vを逃し、終盤の難しいホールで堅実にパーをセーブしたオルソンが逃げ切った。
「信じられないくらい嬉しい。去年は2位が3回あったけれど、やっと勝てて最高だよ」とオルセン。一方のウッドは「残念ながら1打足りなかったけれど、ベストを尽くしてチャンスを作ることが出来た。それは自分でも評価したい」と次の機会の雪辱を誓っていた。
その他、通算12アンダー3位タイにソレン・ケルドセン(デンマーク)とニコラス・コルサーツ(ベルギー)。ホセ・マニュエル・ララ(スペイン)が通算11アンダー単独5位に食い込んだ。一方、上位進出が期待されたジョン・デイリー(米)は2アンダー70とスコアを伸ばし切れず、通算8アンダーでリッチ・ビーム(米)らと並び11位タイに終わっている。