タイガー29位タイ発進、P.ミケルソンは55位タイで苦戦…
2012年4月6日(金)午前9:43
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メジャー15勝目、大会5勝目を狙うタイガー・ウッズ(米)と、大会4勝目に意欲満々のフィル・ミケルソン(米)のビッグネーム2人が、マスターズ第1ラウンド(現地時間5日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)で必死のプレーを繰り広げた。
2週前に復活優勝して乗り込んできたタイガーは、1番でいきなりティーショットを左に曲げてパトロンたちをどよめかせたが、何とかここをパーで凌ぐ。その後3番でバーディを奪うと、7番をボギーとしたものの、8番で6メートル、10番で1.5メートルのバーディパットを沈めて10番までを2アンダーでプレー。しかし大事な上がり2ホールを連続ボギーとしてイーブンパー72にとどまり、首位のリー・ウェストウッド(英)に5打差の29位タイで初日を終えた。
「全然良いショットが打てなかった」とスコア以上に悪い内容に苦笑したタイガーは、その後レンジに直行し、長時間の調整に余念がなかった。大会4勝を誇るが、最後に勝ったのは2005年。7年ぶりに優勝するためには、不安定なショットを改善する必要がありそうだ。
一方のミケルソンはタイガー以上にショットが大荒れで苦しんだ。フェアウェイキープが14ホール中9ホール、パーオン率も18ホール中8ホールでは無理もないが、パトロンの中や林の中からショットするシーンが目立った。前半を2バーディ、3ボギーの1オーバーで折り返すと、バックナイン出だしの10番でティーショットを大きく左に曲げてロストボール。打ち直しもやはり左に曲げ、林から狙ったのが裏目に出てトリプルボギー。がっくりと肩を落とした。
それでもここから立て直して持ち前のアグレッシブなプレーを披露。残り8ホールを3バーディ、1ボギーでラウンドしてなんとか2オーバー74にスコアをまとめた。55位タイと出遅れはしたものの、何とか巻き返しの可能性があるところにつけた。
タイガーは首位から5打差、ミケルソンは7打差と逆転優勝はやや苦しいが、驚くようなことをやってのける2人だけに残り3日間のプレーからはやはり目が離せない。