アジアンツアーは荒天で54ホールに短縮 片岡は暫定2位タイ
2012年4月8日(日)午前6:56
アジアンツアーのISPSハンダ・シンガポール・クラシック(シンガポール、オーキッドCC)は荒天による度重なる中断で進行が遅れ、72ホールから54ホールに短縮されることが決まった。
現地時間7日に行われたのは日没サスペンデッドとなった第2ラウンドの続きと第3ラウンド。しかし上位選手は第3ラウンドをスタートすることさえ出来ないまま順延となった。
暫定ながら首位に立ったのはマレーシアの新鋭シャーバン・ハッシン。「僕らのようなゴルファーはどんな状況にも対応しなければならない。集中力を切らすことはなかったよ」と第2ラウンドを5アンダー65の好スコアにまとめ、通算9アンダーとして後続から1ストロークのリードを奪った。
僅差の暫定2位につけているのがこの日1ホールもプレーすることが出来なかった片岡大育を含む3人。通算8アンダーで初日のトーナメントリーダー、タワン・ウィラチャン(タイ)、デビッド・リプスキー(米)と並びハッシンを1打差で追っている。昨季同ツアーで4度トップ10入りしている片岡に、いよいよ初優勝のチャンスが訪れた。
また、池田勇太も第3ラウンドの2ホールを終えたところでスコアを1つ伸ばし、通算6アンダー暫定14位タイとまずまずのポジションをキープ。トップとの差はわずかに『3』。最終日のプレー如何で逆転Vの可能性も十分にありそうだ。
その他の日本勢は、谷範昭が通算1アンダー57位タイで予選を通過。まだ第3ラウンドをスタートさせていないが、現在暫定53位タイにつけている。尚、小林正則、平塚哲二、田保龍一は予選落ちに終わった。