注目のR.マキロイとタイガーは期待裏切る大失速…
2012年4月8日(日)午前8:46
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大会前は優勝候補の本命だったローリー・マキロイ(北アイルランド)とタイガー・ウッズ(米)だが、ムービングデーのこの日、片や優勝争いから脱落し、片や巻き返しの猛チャージはならなかった。
現地時間7日に行われた今季メジャー初戦マスターズ第3ラウンド(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)は、絶好のコンディションに恵まれたものの、注目の2人にとっては大誤算の1日となってしまった。
昨年のこの大会、初日から首位を走りながら最終日のバック9でミスを連発。優勝を逃しリベンジ燃えるマキロイはこの日、3位タイと絶好のポジションからスタートしながら出だしでいきなりダブルボギーを叩き失速。11番までに7つスコアを落とし同組で回ったセルヒオ・ガルシア(スペイン/19位タイ)とともにズルズルとリーダーボードを後退した。
12番で初バーディを奪うと、同じく初バーディのガルシアと抱き合ってお互いを祝福。最終18番ではセカンドショットがピンに絡むイーグル逃しのバーディで締めくくったが、5オーバー77の大乱調で松山英樹らと並ぶ通算1オーバー27位タイ。昨年惜敗のリベンジは来年に持ち越しとなった。
一方、前日スコアを崩し40位タイに後退していたタイガーは3番、4番で連続バーディを奪いながら、その後1つもバーディが奪えず2バーディ、2ボギーのイーブンパー72止まり。見せ場もなく、ときとして集中力を欠いたプレーで通算3オーバー38位タイで3日目の競技を終えている。
その他、ディフェンディング・チャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)も通算6オーバー48位タイに低迷。初のメジャータイトルが期待された世界ランク1位のルーク・ドナルド(英)も通算7オーバー52位タイと苦戦を強いられている。大会前の本命たちが主役の座から滑り落ちた3日目だった。