石川、2打差3位タイ浮上! 首位は4年ぶりV狙う片山
2012年4月14日(土)午後5:20
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国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップは14日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に第3ラウンドの競技を終了。首位と5打差の16位タイからスタートした石川遼はスコアを3つ伸ばして通算7アンダーで3位タイに浮上した。トップに立ったのはツアー26勝を誇るベテランの片山晋呉。この日のベストスコアの6アンダー65をマークして通算9アンダーとし、単独2位の小山内護に1打差をつけリーダーボードの最上段を射止めた。
ツアー通算10勝目を目指す石川はこの日、出だしこそボギーとするも4番、8番でバーディを奪って1アンダーでハーフターン。後半は15番までスコアカード通りの我慢のゴルフが続いたものの16番、17番で連続バーディを奪取して3アンダー68でホールアウトした。首位の片山に2打差と逆転優勝を狙える位置で最終日を迎えることになった。
上位陣が伸び悩む中、単独首位に立ったのが2008年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来勝利から遠ざかっている片山。2アンダーで折り返した後半、13番でバーディを奪うと、17番でイーグル奪取に成功するなど上がり2ホールで3つスコアを伸ばして4年ぶりの優勝に向け絶好のポジションを確保した。
前日46位タイに後退した池田勇太は、1イーグル、3バーディ、3ボギーの2アンダー69で回り、通算2アンダーで26位タイに順位を上げた。一方で、初日から首位を走ってきた額賀辰徳は8番でトリプルボギーを叩くなど6オーバー77とスコアを崩し通算3アンダー19位タイまで後退。5位タイにつけていた2010年賞金王の金庚泰(韓)も4つスコアを落として通算2アンダー26位タイとなっている。
その他上位陣は、石川と並ぶ通算7アンダー3位タイに小田龍一と冨山聡がつけ、通算6アンダー6位タイにブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)とリチャード・リー(ニュージーランド)の2人。通算5アンダー8位タイには久保谷健一、武藤俊憲ら5人が続いている。
尚、ディフェンディング・チャンピオンの高山忠洋はすでに予選ラウンドで姿を消した。