9バーディのB.ジョーンズが開幕戦V! 片山4位タイ、石川は10位タイ
2012年4月15日(日)午後6:13
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国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップは15日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位と2打差の3位タイからスタートした石川遼は1イーグル、1バーディ、3ボギーのイーブンパー71にとどまり、通算7アンダー10位タイに終わった。優勝はこの日9つスコアを伸ばし通算15アンダーとしたブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)で、昨季の中日クラウンズ以来ツアー通算11勝目を飾っている。また、前日単独トップの片山晋呉は通算11アンダー4位タイで終戦した。
前日絶好のポジションにつけ逆転優勝が期待された石川だったが、各選手がバーディラッシュを見せる中、パッティングに苦しめられた。出だし1番、2番でバーディチャンスを迎えながらパットが決まらずパー。3番パー3では2メートルにつけながらパーパットを外してボギー。6番でようやくバーディを奪ったものの9番でもボギーを叩いて優勝争いから後退した。
後半も11番でボギーを叩くと、その後16番までスコアカード通りの我慢のゴルフ。それでも、17番パー5で見せ場を作った。2オンに成功すると、2メートルのイーグルパットを決めてギャラリーにお辞儀。なんとかいいところを見せられた石川だが、結局この日はスコアを伸ばせずツアー10勝目は次週以降にお預けとなった。
この日の主役はなんと言ってもジョーンズ。前半に3バーディを奪って快調にスコアを伸ばすと、後半に圧巻のゴルフを見せる。10番、11番で連続バーディを奪うと、14番から怒涛の4連続バーディで一気に通算15アンダーまでスコアを伸ばして逆転優勝を飾った。
また、単独首位でスタートした片山は3バーディ、1ボギーのラウンドで2つスコアを伸ばすにとどまり、4年ぶりの優勝を逃した。アジアンツアーで復調の兆しを見せて今大会に挑んだ池田勇太は5バーディ、ノーボギーの5アンダー66をマークし、通算7アンダーで石川、藤田寛之らと並んで10位タイに入った。
その他上位陣は、首位と2打差の単独2位に小田龍一、3打差の単独3位に小山内護。片山と同じ4位タイに谷原秀人、冨山聡が入っている。