ルーキーのM.ボールドウィン首位発進! 平塚は出遅れ
2012年4月20日(金)午前9:57
ワンアジアツアーと共催の欧州ツアー、ボルボ中国オープン(中国、ビンハイレイクGC)は現地時間19日、第1ラウンドの競技を行い、26歳のマシュー・ボールドウィン(英)が7アンダー65をマークして単独首位に立った。
欧州チャレンジツアーから這い上がってきたルーキーのボールドウィンは、今季ここまで7試合に出場。しかし最高位は1月に行われたアフリカ・オープンの10位で、予選落ちも3試合あるなど苦戦が続いている。それでも「ここ3試合はすごく良いプレーが出来ているので、ツアーでの初めての経験を楽しむようにしたい。去年はチャレンジツアーでプレーしていたので、ここでどうなるのかわからなかったけど、予想以上に良いプレーが出来ている」と、笑顔を見せた。
また、「すべてを出来るだけシンプルにするように努力している。今朝、キャディと計画したのは18ホールすべてでパーを狙い、チャンスがあれば取ること。そうしたらチャンスがいっぱいあって、いくつかで(バーディが)取れた」と、あくまでも謙虚な姿勢で首位に立ったとコメントした。
そのボールドウィンに1打差の2位タイには、ジェイブ・クルーガー(南ア)、フレデリック・アンダーソンヘッド(スウェーデン)ら6人がつけ、4アンダー68の15位タイにコリン・モンゴメリー(スコットランド)、ポール・ケイシー(英)らがおり、首位から3打差以内に27人がひしめく大混戦。無欲の新人ボールドウィンが、ここから抜け出して初優勝を手にすることができるかどうか。残り3日間は手に汗にぎる戦いとなる。
日本からただ一人出場している“鉄人”平塚哲二は、ノーバーディ、2ボギー、1ダブルボギーの4オーバー76を叩いて143位タイと出遅れた。
欧州ツアー史上最年少の13歳173日で大会に出場しているアマチュアのグアン・ティンラン(中)は、出だし6ホールで3ボギー、1ダブルボギーといきなりの大たたきを演じてしまった。その後、落ち着きを取り戻したのかバックナインはスコアカード通りにプレーして5オーバー77。出場156人中149位タイとツアーの厳しさを思い知った。