上井がアルバトロス奪取で単独首位! 池田10位タイ、松山40位タイ
2013年4月20日(土)午後5:50
国内男子ツアー今季開幕戦、東建ホームメイトカップは20日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日の強風が収まり、アンダーパーをマークした選手がいなかった第2ラウンドとは一転し、上位陣がバーディ合戦を見せる中、12位タイからスタートした上井邦浩が、17番パー5でアルバトロスを奪うなど9アンダー62を叩き出して通算8アンダーで単独トップに踊り出た。前日首位の池田勇太は通算3アンダー10位タイに、松山英樹は通算3オーバー40位タイに後退している。
首位と5打差の12位タイからスタートした上井は会心のゴルフを見せた。4番から3連続バーディを奪い波に乗ると、8番でバーディを加え4アンダーで折り返す。後半も12番、14番、16番とリズム良くバーディを重ねると、17番パー5ではフェアウェイ左サイドから放った第2打がギャラリーの歓声と共にカップに吸い込まれアルバトロスを達成。最終ホールをボギーとしたものの、9アンダー62の好スコアで通算8アンダーまでスコアを伸ばしてツアー初勝利に王手をかけた。
一方で前日我慢のゴルフで単独トップに浮上した池田はスコアメイクに苦しんだ。出だしからボギーで躓くと、3番、8番とさらにボギーを重ねて3オーバーでハーフターン。それでも後半に入ると11番でダブルボギーを叩いたものの、やや持ち直して4つのバーディを奪って1オーバー72にスコアをまとめた。首位と5打差の通算3アンダー10位タイに後退したが、まだまだ逆転可能な位置だけに、最終日のチャージに期待したい。
また、今大会がプロデビュー戦の松山は前半こそ3バーディ、1ボギーで回ってスコアを伸ばしたが、後半に入ると一転し、12番パー5で「8」を叩くなどスコアを崩して3オーバー74。通算3オーバー40位タイに順位を落とした。
その他上位陣は、首位に1打差の単独2位に塚田好宣、さらに1打差の単独3位にシニアで活躍する室田淳。通算5アンダー4位タイに宮里優作、小田孔明ら4人が続き、近藤共弘、重永亜斗夢の2人が通算4アンダー8位タイにつけている。このほか、谷口徹、谷原秀人らが通算1アンダー12位タイ、昨季賞金王の藤田寛之が通算イーブンパー16位タイとなっている。