起死回生のイーグル奪取でマイケル・アレン（米）＆デビッド・フロスト（南ア）組が混戦を制した。

　2人1組のチーム戦で競われる米チャンピオンズツアーのリバティ・ミューチュアル・インシュランス・レジェンズ・オブ・ゴルフ（ジョージア州、サバンナ・ハーバー・ゴルフ・リゾート）は現地時間22日、ベターボール方式（2人のうち良い方のスコアを採用）による最終ラウンドの競技を終了。首位タイからスタートしたアレン＆フロスト組が8バーディ、1イーグルの10アンダー62をマークして通算29アンダーまでスコアを伸ばし、単独2位のジョン・クック＆ジョーイ・シンドラー（米）組に1打差をつけ逃げ切って優勝を飾った。

　アレンにとっては前週のエンコンパス・インシュランス・プロアマ・オブ・タンパベイに続く2週連続でのツアー通算3勝目の達成。3年間勝星から遠ざかっていた男が、2連勝を挙げ賞金ランク、チャールズ・シュワブカップポイントランクの両部門で一気に1位に躍り出た。

　しかしアレンの快挙をパートーナーのフロストは「僕がいなかったら、マイケル（アレン）は勝てなかっただろうな」と笑顔で“自分のお蔭”を強調。というのも、どのチームが勝ってもおかしくない混戦模様の中、14番パー4でフロストがチップインイーグルを奪ったことが決定打となり優勝までこぎつけたのだから。アレンも「2勝目まで3年もかかったのに3勝目まではあっという間。デビッド（フロスト）さまさまだよ」と頼もしいパートナーに感謝の言葉を述べた。

　前日までトーナメントを引っ張ったブラッド・ブライアント＆トム・パーツァー（米）組は通算27アンダー3位タイ、本命のフレッド・カプルス＆ジェイ・ハース（米）組は通算26アンダー6位タイに終わっている。